奥田枠

ネタバレ感想「午前2時まで君のもの」奥田枠

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NEW最新話を追記・更新しました(2021年8月15日)

こんにちは!海ホタルです

ディアプラス2020年12月号より奥田枠先生の「午前2時まで君のもの」の連載がスタートしました

奥田枠先生のいい人バージョンの方の作品♥

過激なエロ描写はなく、読んでて胸がくるしくなる作品です

連載を追いかけたいと思います

この記事にはネタバレが含まれます。閲覧にはご注意をお願いします

こちらの記事は配信されると最新話を追記していきます

「午前2時まで君のもの」第1話「繰り返されるあの日の話・夜」

綺麗な恭一を押し倒す道夫

「今日だけ・・・一回だけ・・・」と泣く道夫に「いいよ」とほほ笑む恭一

道夫ははじめてエッチするみたいに、恭一の仕草、ひとつひとつにドキドキしている

そんな道夫のことをスムーズにリードする恭一

慣れている恭一を見て「恭一、こんなエロい大人になっちゃったのかよー」とショックって感じの道夫

恭一は「昔からこうだよ」と答えて「こんな俺はがっかりする?」と寂しそうな顔

 

道夫は「自分の方が頑丈だから挿れてほしい」とお願いする

道夫の恥じらいながらお願いする姿に恭一の熱が高まって・・・

道夫のことを抱く

道夫を抱いている間「俺のこと以外、考えないで・・・」という恭一

抱いてもらった道夫は「ありがとう」と恭一に言うが、恭一は、ここでまた寂しそうな顔をする

 

終電の時間だ!と慌てて帰る道夫

恭一のシャツが汚れていると言って、シャツを持って帰る

終電の時間は深夜1時近く

そこから1時間かけて家へ帰る道夫

道夫の家はクリーニング屋で、持って帰ってきた恭一のシャツを仕事場へ持っていき伝票を書く

店の上が自宅で、そのまま階段をあがって家へ入る道夫

妻の灯が明るく道夫を出迎えてくれる

昔からのなじみ同志で、ずっと思い合っていたふたりがようやく結ばれたって感じのエロです

ふたりの歳は29歳

恭一とのエロで初心者のようにドキドキしている道夫を見たら、童貞か?って思ったんですが

道夫には妻がいるみたい

恭一がずっと寂しげだったのは不倫だからか?

「午前2時まで君のもの」“いつまでも尊いあの日々の話”

恭一と道夫の中学時代に出会いました

身体が弱くて、体育が休みがちだった恭一

みんなから1歩離れた場所にいる恭一を見て、面倒見のいい道夫は思い切って手を差し伸べた

笑い返してくれた恭一の笑顔がむちゃくちゃかわいくて!

道夫はドキドキ!

そこから、友達としてずっと一緒にいたが、多感な年ごろになったとき、道夫は、自分が性的対象として恭一を見ていることを自覚する

けれど、きれいな恭一は、時々、息をのむほど美しくて・・・

不純な対象といて見てはいけないと、自分の中にあるドロドロしたものをグッと抑え続ける道夫

 

大学生になっても、ずっと友達として一緒にいるふたり・・・

ある日、部屋でふたりきりになったとき

汗ばむ恭一の首筋にムラっときた道夫は恭一を押し倒してしまう

ドキドキする道夫!

恭一も道夫の気持ちを受け入れるような雰囲気を出す

けれど、終電を知らせるアラームが鳴って・・・

なにもできずに帰るのです

終電に乗る道夫は、いつか自分の気持ちは叶う日がくるのかな・・・と思いつつ、未来でも恭一と一緒にいたい。と思っている

中学時代から仲が良かったふたり

読んでいる側には、どう見ても両思いに見えるのですが・・・

道夫の「友達関係を壊したくない」って気持ちが、関係を前進させない感じです

この後、大学を卒業して、道夫が結婚してって展開がくるってことなのでしょうか?

で、結婚後に、不倫関係が始まったってこと???

謎がむちゃくちゃ多いのです!

恭一がとっても綺麗なので!そこも見どころです

「午前2時まで君のもの」#3

朝から驚きの連続!

朝、アラームの音で目覚める道夫

道夫の隣で妻の灯が寝ているが、道夫は、灯を見て「誰!」とびっくりして青ざめる

目覚めた灯は、道夫を見て「おはよう!」と笑顔

焦っている道夫に、スマホを見るよう促す

スマホを見た道夫

そこには、自分に向けたメモがあった

「道夫へ
朝起きたら、そのまますべてを受け入れること。
自分が29歳になっていること。
目の前にいる女性は妻であること。
8年前に交通事故にあい、新しい記憶を覚えられないこと。
・・・・」

道夫は「前向性健忘」という病気で事故に合うまでの記憶はあるが、それ以降は、新しい記憶を眠れば忘れてしまう病気にかかっていた

メモを読んだ道夫は、自分がそんな病気で、29歳だということが信じられない

「そもそも、俺は恭一が好きなのに・・・?なんで、別の人と結婚してるんだよ!」とパニック!

でも、家のあちこちに灯と道夫の父と3人で暮らしている形跡がある

スマホのメモを見て、今いる自分の状況を少しづつ理解する道夫

 

クリーニング屋の開店準備をはじめる道夫

仕事へ行く前に灯が、道夫のことを見にやってくる

「大丈夫そう?」と聞く灯

道夫は、「今の状況にはびっくりだけど、新しいものだらけなのはわくわくするよな~!」と明るい

道夫のポジティブさに「そういうところ、ほんとに好き」と言う灯

 

しかし、新しいことがわくわくする。と言ったものの、なにをするにも調べないと仕事が進まない道夫

29歳の自分にがっかりする

でも、商品を整理していると、恭一のシャツが出てくる

伝票を見て、今も恭一とつながってるんだ!とうれしくなる道夫

恭一と連絡をとる

スマホには、ラインが入っていて、恭一とのくだらない会話が残っていた

恭一に、「シャツ、持ってってもいい?」と連絡を入れると、すぐに「いつでも大丈夫だよ」と返信が返ってくる

仕事が終わって、すぐに恭一が住むアパートへ走る道夫

なるほど・・・道夫は、大学時代に交通事故のあって、「前向性健忘」になってしまったんですね

だから、8年前から記憶が止まったままなんですね

しかし、灯と結婚したのは5年前らしくて・・・

ということは、道夫が「前向性健忘」という病気を抱えているのを知ってて結婚したってことですよね?

灯は、すごく明るくて元気な女性なのですが、本当に籍が入っているの?とちょっと疑ってしまう

まあ、結婚なんて、結婚届を出せばできるし、できなくはないんですが・・・

ひとつ謎が解決したら、ひとつ疑問が増えるって感じですね

「午前2時まで君のもの」#4

29歳らしく振舞おうとしても、無理!

玄関に出てきた恭一は、道夫が知っている恭一よりも大人っぽかった

8年、経ってるんだ・・・とじわじわと実感する道夫

29歳らしく振舞おうとがんばりますが、気持ちは21歳のままで、恭一のささいな一言にドキドキする

 

そして、灯さんのことを聞く道夫

灯の名前が出てきて一瞬、恭一の顔が冷たくなるが、2人の馴れ初めを話してくれる

灯さんはもともとは道夫の母親の知り合いで、道夫の境遇を知った灯さんが、道夫のことを気にかけてくれるようになり、出会って、わりと早くに結婚を決めた。と話す恭一

当時の灯は、道夫に「これからの未来で、誰かと新しい関係が築けないなんてことないよ」と言ってくれたらしい

恭一から灯の話を聞いて「そうか・・・素敵な人なんだ」という道夫

道夫は、過去の自分は恭一と友達でいることを選んだんだな・・・と納得するのです

 

けれど・・・

お酒が入ると、寂しい気持ちがぶり返してくる

29歳の自分にならなきゃ―って思っているのに、どうあがいても、自分は、いろんなものを失った21歳でしかない・・・

感情がぐちゃぐちゃになって涙がこぼれてくる

恭一は、泣いている道夫を抱きしめてくれて・・・

恭一の心音が聞こえて、少し落ち着いてくるんだけど、同時に、股間に熱がこもる感覚が・・・

「俺のバカーーー!!!」となる道夫

そんな道夫に恭一が「抜いてく?」と聞く

むちゃくちゃ焦る道夫

そして、酔っているせいか、つい、恭一とやってみたい・・・って本音もポロリと出る

言った傍から、後悔して泣く道夫

「恭一がずっと好きだった」と本当の気持ちを告げる

恭一は、道夫にキスをしてきて・・・・

道夫は、恭一とのキスを、初めてのキスだと思っていますが

たぶん、こういう会話が、適度に、何度も繰り返されているんでしょう

第一話で、恭一は、エロに慣れている様子でした

経験豊富な子なのかな?と思っていましたが、たぶん、何度も、道夫と寝ているんでしょう

でも、道夫は、それを覚えていない

道夫にとっては、何度、恭一と身体を重ねても、その都度、初めての経験なんですね

恭一の複雑な表情の数々に胸が痛みます

道夫もつらいよね・・・

「午前2時まで君のもの」#5

仕事場の灯を見た道夫は

その日も新しい朝がやってくる

灯は、仕事で取りたい資格があるらしく、早くに出勤していく

スマホのメモを見て、一日をスタートさせる道夫

すると灯から、忘れ物を仕事場までもってきてほしいと連絡が入る

灯は、駅前の歯科医で歯科助手をしていた

喜んで灯に忘れ物を届けに行く道夫

仕事をしている灯は、大人の女性って感じでむちゃくちゃかっこよかった

大人でかっこいい灯と、昨日のことも覚えていない自分

比べて気後れする道夫

何もできない自分が情けなくて、悲しくて・・・

そして、ランチを灯と一緒に食べることになる

灯の仕事ぶりをほめる道夫

灯は、「でも歯科助手だから、患者さんの口の中は触れないんだー」という

灯は「歯科助手」と「歯科衛生士」の違いを説明をする

道夫は、灯が取りたい資格って、「歯科衛生士の資格?」と聞く

灯は、「違うよ」と答える

歯科衛生士の資格を取るには、夜間の学校に通わなければならない。

そうなると、道夫くんと、夜、会えなくなる。と言う灯

道夫は「俺のことは気にしなくてもいいよ」という

すると、いつも明るくて元気な灯が、「だめよ!」と声を荒げる

「結婚する時、わたしたちは、毎日が初めて会うのだから、毎日、理解し合おうって!わたしが言ったの!」という灯

灯の勢いに驚いて、気持ちが縮まる道夫

だけど「応援したい・・俺に何でも言ってほしい」と伝える

灯は、複雑な顔をして「ありがとう」と答える


 

灯に「応援したい」と言ったものの、自分にできることなんてあるのか?とトボトボ帰る道夫

スマホに残っているメモは簡潔で、もっと詳しく、いろんな情報を残してくれてもいいんじゃないのか?

どうして昨日の俺は、それを残さないんだろう・・・と悩む

家に帰ると、父親がアイロンをかけている

長年プロとしてアイロンかけをしてきた父親のテクニックを見て、自分は、こんな風にアイロンをかけれる日は来ないんだろうなって寂しく思う道夫

 

(みんな歳をかさねていくのに、俺だけ21歳のままだ・・・)

 

考えながら寝落ちする道夫

そこに、灯が帰ってくる

寝ている道夫の横に座り込む灯の背中は疲れてて・・・

「ごめん・・・明日は、また、ちゃんと向き合うから・・・」と独り言をもらす

その灯の言葉が聞こえた道夫

灯が部屋を出て行ったあと、灯の言葉が悲しくて・・・でも、こんな気持ちも明日には忘れるんだと寂しくて・・・布団の中に小さくまるまって泣くのです

そこに恭一から、スマホにメッセージが来る

道夫は、恭一にも申し訳なくて「つきあわせてごめん」とメールを返す

心配した恭一から電話が入る

道夫の泣いている声を聴いた恭一は「今から行く」と言ってくれる

道夫は「明日には忘れているから」と答えるが、恭一は「今日のミチは、今日しか慰めてやれない」というのです

恭一の言葉に、一層、涙があふれる道夫

道夫とよりよい関係を築いていきたいって気持ちがすごく強い灯

そこには「愛」があってのことだと思うのですが

でも、灯の疲れた背中がせつない~

 

道夫もかわいそうすぎる・・・

そもそも、なんで、恭一のことが好きなのに、灯と結婚しちゃったのか?

その時の道夫は、恭一のことを諦めようとしたからだと思うんですけど・・・

でも、結婚したことで、一層、悩みを増やしたって感じですよね

 

昨日の道夫は明日の道夫に具体的なことをなにも残せない理由は、灯のことを裏切っているうしろめたさからなのかな?

そもそも、灯は、恭一と道夫の関係に気づいるの?

もう~!気になるがいっぱいすぎる!!

「午前2時まで君のもの」#6

今日あったことを書き残す

夜中にこっそり家を抜け出して恭一に会いに走る道夫

恭一は、心配した顔で改札口から出てきて、道夫を抱きしめる

思わず泣く道夫

恭一に「何かあった?」と聞かれて、「俺・・・灯さんとうまくいってないみたい・・・自分のことが嫌になった・・・しんどいな」と言う

病気の道夫といることで灯がいろんなことを諦めていたと話す道夫に、恭一は「そんなのわかっててミチ(道夫)を攫っていったのに!」と怖い顔をする

道夫は、恭一に、「どうして、昨日の自分は、なにがあったのかを書き残してくれないんだろう」と言う

恭一は、事故の後、何年かは、昨日のあったことを明日の自分にメモを残していたよ。と言う

それをやめたのは、「大事なことを忘れたってことを知るのが辛いって言っていた」と話す


 

最終電車の時間になる

寂しい顔をする道夫を見て、恭一は思わずキスをする

そして、「このまま連れて行っちゃおうかな」と言って、「そしたら、明日、起きた時、ミチ(道夫)の世界にあの人(灯)はいないのに・・・」と言う

道夫は、大好きな恭一からキスをされて、頭の中は大混乱

どういう反応を返すべき?とグルグル考えて、「忘れちゃうこと前提でやったなら怒るぞ」と言う

恭一は、にこっと笑って「ミチ(道夫)と俺の間で、忘れてほしいことはひとつもないよ」と答える

恭一の言葉に赤面する道夫

その日、家に帰った道夫は、スマホに今日あったこと・・・感じたことを書き残す

「過去をなかったことにするな」

明日の俺は、どんな気持ちになるんだろう・・・と眠りにつく道夫

このまま連れて帰ったら、道夫の世界から灯の存在が消えるんですね・・・

そう考えると、ほんと、切ない・・・

灯がなぜ道夫と結婚したのかって部分の説明は過去にあったのですが、恋愛的意味での結婚ではないんですよね

ほんと、何度も、どうせ一緒にいるのなら、なぜ恭一を選ばなかったんだ!と思ってしまいます・・・

このままじゃ、誰も幸せになれない

でも、道夫も変わろうとしているし・・・いい方向に物語が進めばいいな・・・

「午前2時まで君のもの」#7

恭一の後悔!やり直せるなら・・・

海ホタル
海ホタル
恭一の回想回です

中学時代・・・道夫が手を差し伸べてくれた時から、ずっと、道夫のことが好きだった恭一

大学に入ってからも・・・一人暮らしを始めてからも・・・いつだって道夫のほうから恭一を訪ねてきてくれた

恭一は、道夫が家にきて退屈しないように、自分は見ないテレビをわざわざ用意したりした

けれど・・・道夫への気持ちを伝えるつもりはなかった

 

道夫が事故に合って記憶障害になったときも、ただ、生きて隣にいてくれればいいと思った

そんな思いが変わったのは、道夫が、灯と結婚すると言った日

突然、前振りもなしに「結婚する」と報告を受けて、驚く恭一

けど、道夫が「(灯さんは)俺を未来に連れて行ってくれる人かも・・・」と言うのを聞いて

自分は、いつもいつも道夫が、自分の元に走ってくるのを待っていただけ・・・それじゃだめだったんだ・・・と気づく

 

なのに・・・ある日、道夫の方から告白されて・・・はじめて体を重ねた

道夫と横になって喋っているだけで幸せで涙目になっちゃう恭一!

けれど・・・既婚者である道夫は、終電に間に合うように帰っていく・・・

 

そして・・・シーンは、道夫に灯さんの重荷になっているみたいだ・・・と相談された夜へ・・・

道夫と別れて家に帰った恭一は、もし、灯が道夫を置いていくのなら・・・今度は、自分から道夫のところに走っていく!と強く思っている

過去のことを後悔している恭一

だけど・・・親友が突然、結婚するとは夢にも思わないですよね・・・

せめて、前相談があったとかなら、また違ったんでしょうが・・・

道夫が記憶障害を持っているため、それもできなかったって感じです(←せつない・・・)

これ、灯が、道夫と別れて、恭一と道夫がくっつくって展開なのかな~・・・

着地点が見えませんが、みんなに幸せになってほしいな・・・

「午前2時まで君のもの」#8 “新しく積み重ねていく日々の話”

恭一とキスした・・・恭一のことで頭がいっぱいになる道夫

その日あったことをスマホに書き残すことにした道夫

前の日のメモに「恭一とキスをした」とあって

「のわぁぁぁぁ!!!とうとうやりやがった!!!」と頭を抱える

どんな顔して恭一に会えばいいんだよ!と心臓バクバクの道夫

だけど、恭一から道夫に会いに来て!

出していたクリーニングを取りに来たという恭一

道夫は、心の中で「俺とキスしてどう思った?」とドキドキしてる

来てくれたってことは、嫌じゃなかったってこと?とほのかに期待を抱くが!

そこに灯が現れる!

道夫は、今日のお昼を灯と食べに行く約束をしていた

そしたら、道夫のお父さんが「3人で行っておいで」と言ってくれて、3人でお昼を食べに行くことに!

しかし、3人でいても、道夫の頭の中は、恭一とキスしたことでいっぱい!

気持ちは、恭一の方へ向いている

灯のやさしさに応えなければ・・・

食べに行ったお店が美味しくて、さっそく、スマホにメモを残す道夫

恭一は、「メモを残すようにしたの?」と聞く

灯は、「だから、今日、ご飯に誘ってくれたんだね・・・」とうれしそうな顔に!

さらに、帰り道、道夫の父親にお土産を買う灯

道夫は、そんなのいらないよ。というが、灯は「あったらうれしいでしょ!」と笑う

「大切な人を大事にしていけたら、それでいいんだ!」と笑う灯を見て

灯が、病気を抱えている自分を見捨てない理由がわかったような気持ちになる道夫

「恭一のことばっかり考えてちゃだめじゃん」と反省する

 

そして・・・夜・・・

スマホにそう思ったことを書き残す

そこに入ってくる灯

灯は、「今日はありがとう」と甘えた顔をする

道夫は、灯の顔にギクッ!となりつつ、灯にキスをしようと・・・

最後の、灯へのキスは、灯が期待した顔を見て、ここは、キスをすべきシーンだろ!って顔を近づけたって感じです

絵面的には、口元の部分がモノローグで隠れています

 

しかし、灯を選ぶと、今度は、恭一がかわいそうなんですよね~

灯と道夫が一緒に帰っていくのを、見送る恭一の目がつらいわ~

これ・・・ほんと、どういう着地点になるんだろう・・・

「午前2時まで君のもの」#9 “積み上げた日々が辿り着く日の話”

居間で一人で寝てる道夫

朝起きると居間で一人で寝てる道夫

「なんで、俺、居間で寝てるんだろう?」と思いながら枕もとを見ると、スマホが何台も並んでいる

道夫は、どういうこと?と驚くが、スマホの中を見て、自分が置かれている状況がわかる

そして、日記を読んでいく道夫

恭一とキスをしたというメモを見てびっくりする

さらに「灯さんと積み上げてきたものを大事にしてくれ」とあって・・・

灯さんって誰だ?とアルバムを見ると、母や父や自分と一緒に写っている女性の画像を見つける

画像を見ていくと、どう見ても事後と思われる裸の自分が写っている

道夫は、夫婦だから、灯さんとやっているってこと?と赤くなるのだが・・・

泣いている女性は自分の妻?

道夫のスマホに電話が入る

道夫が出ると、灯さんの同僚と名乗る人からの電話で、灯さんを迎えに来てほしい。と言う

灯さんの顔がわかるか不安な道夫

約束の場所で待っていると、目の前で酔っ払っている女性が男性に愚痴っている

女性の愚痴は、「毎日、好きって気持ちを忘れないよう反芻しているのに・・・迫って、拒否られたら、もう気持ちが保てない・・・」

道夫は「すごい話をしてるな」と思いつつ、酔っ払っている女性が放り投げた靴を拾って女性に渡す

女性は道夫の方を見て、驚いた顔をする

女性の驚いた顔に、きまずい気持ちになった道夫は「それじゃ!」とそこから離れようとする

一緒にいる男性が、灯の名前を呼び、道夫は、泣いて入り女性が灯だとわかる

振り返る道夫

灯の目からたくさんの涙がこぼれている

男性は道夫に向かって「あなた!いろいろあって大変みたいですけど、もう少し、彼女を大事にしてあげたらどうですか?」と怒り出して・・・

青くなる道夫

誰かをしあわせにできない自分になれない

一緒に帰る道夫と灯

灯が話していた「拒否した夫」と言うのは自分のことだった・・・

家に帰ると、灯は、「先に休むね」と部屋へ行く

道夫は、「一緒の部屋では寝れないよな・・・」と思って居間へ行く

スマホにある事後画像を見る道夫

「この日はできたってことだよな・・・」と思いながら、その画像を見ていると、画像に映っている部屋は自分の部屋じゃないと気づく

「まさか・・・恭一の部屋?」と気づいて驚く道夫

「いや・・・まさか!」と慌てて、恭一と交わした過去のライン通知をたどっていく

そこには、恭一と身体の関係があると思われる会話が残っていた・・・

奥さんのことを拒否して、恭一とはヤっていたことを知った道夫は、自分の不甲斐なさに涙が流れる

誰かを幸せにできる人間に、自分はなれない・・・と自分を責めるのです

つ・・・つらい・・・・つらすぎる・・・

灯もつらいし、道夫もつらい・・・

すべては病気のせいだから仕方ない?

いや、でも、どうしても、「なんで灯さんと結婚しちゃったの?」ってもやもやしてしまう・・・

こうなってしまったら、普通ならば「離婚」すべきだと思うんだけど・・・

灯さんも、その選択をするのはつらいだろうな・・・

道夫も泣いているけど、明日には、こんなつらい気持ちになったことを忘れているのかな・・・

「午前2時まで君のもの」#10 “さよならの日の話”

灯と離婚することに

朝起きて、スマホのメモを読む道夫

灯さんという女性と結婚したのに、灯さんを拒んで恭一と身体の関係を持っているという事実に傷ついている

「覚えてなくても、過去の自分がやったことの責任を持たないと・・・」と、出勤する灯に「大事な話があるんだ」と声をかける

灯が仕事に行っている間に「離婚届」を用意し、帰ってきた灯にそれを見せて、頭を下げて「別れてください」という道夫

灯は「ごめんなさい」と言って泣いている

道夫は、「歩み寄るのをやめたのは俺の方だから・・・」という

数年前まで記録していた日々のメモ・・・それをやめた自分・・・自分の知らない過去から逃げたのは俺なんだ・・・と話す

「すみませんでした」と謝る道夫

灯は荷物をまとめはじめる

道夫は、「ちょっと出てくる」と言って恭一の家へ行く

恭一に別れを告げる道夫

恭一に、灯と離婚することを告げた道夫

恭一は「つい、この間、灯さんといい感じだったのに!なんで?」と驚いている

道夫は「おまえと身体の関係があるのに、結婚は続けられないよ」と言う

恭一は「ごめん・・・俺のせいで、ミチの未来を台無しに・・・」と謝る

「でも、俺の方が、ずっとミチのことが好きだったんだ!」という恭一

ミチは灯さんとやっていくって決めたみたいだから、もう、一生、好きだと言えないと思っていたと話す恭一の顔はやつれてる

恭一も灯も傷つけた・・・と思う道夫

「俺・・・誰かと愛し合ったりしちゃダメだな」という道夫

恭一に「もう、会わない」と告げる

恭一は「せっかく気持ちが通じたのに、やだよ!」と叫ぶ

でも、道夫はきっとまた失敗する。と言う

俺は、一番好きな人が、毎日同じじゃない・・・と泣く道夫

恭一は、道夫の毎日は繋がってないんだから仕方ないよ。というが、「しょうがなくないよ!だって、お前も灯さんも傷ついている」と答える

そして、恭一に「新しい未来を見つけろよ」と言って去っていく道夫

 

最終電車に飛び乗る道夫

恭一が追いかけてくる

「ミチが誰を愛して、愛し合ったか、ミチが忘れても俺が覚えてるから!でも、なかったことにされたら、俺もそうしなきゃいけなくなる」と手を伸ばす

電車のドアが閉まり恭一の手は道夫に届かない

道夫は、スマホを通じて恭一に「バイバイ」とメッセージを送る

そして、自分には誰かを愛する資格はない・・・これからはひとりで生きていく・・・と明日の自分にメモを残すのです

道夫はなにひとつ悪くない

全ては病気のせい・・・

自分には愛する資格はないと考える道夫がかわいそうすぎる!

そして、恭一も!

せっかく気持ちが通じ合えたのに!

同時に別れを告げられるなんて・・・

ずっとずっと長い間思ってきたのにね・・・

「午前2時まで君のもの」#11 “かつて望んだ未来の話”

恭一の気持ちに応える道夫

離婚した道夫

店番をしていると近所の課馴染みが「気を落とすなよ」と励ましてくれる

道夫は、記憶が残らない自分なんかがうまくいくわけないって教訓になったと明るい

「もう恋愛に手を出すのはやめとくわ」と言う

だけど、恭一が店に尋ねてきて・・・

顔を見て「恭一」だとわかる道夫

「俺の顔がわかるの?」と言って、道夫があの日から寝ていないことに気づく恭一

道夫は、あわてて立ち上がりどこかへ行こうとするが、恭一は道夫のことを背中から抱きしめる

「放っておいてほしい」という道夫

恭一は「俺はミチのいない未来より、ミチがいる過去に居たいよ」と言って、一緒に居たいと言う

道夫は、自分の罪を忘れたくなくて・・・恭一と一緒にいたこと時間を忘れたくなくてずっと眠らずにいた

ごめんなさい・・・と思いながらも、恭一のことを選ばずにいられない道夫

「恭一が好きだ」と泣きながら笑う

恭一は涙を流して、「ミチが初めて、全部、俺のものになった」と言う

 

その夜・・・恭一の家に行って、身体を繋げ、愛し合う二人

終電を告げるアラームが鳴るが、もう終電には乗らないとアラームを消して、ずっと抱き合って・・・

眠りに落ちそうになる道夫に「寝ていいよ」という恭一

道夫は、メモを残したいというが、かなり眠そう・・・

「みんながおれを許すから・・・せめて謝りながら生きて行かないと・・・」と言って・・・すやすや眠ってしまう

 

道夫のスマホを手に取り、道夫が残しているメモを見る恭一

メモを消していく

「悲しいことや傷ついたことを覚えていなくていいんだ・・・何を忘れても、俺を覚えているのなら、俺は幸せだから・・・」と言って・・・・

一晩中、眠っている道夫の顔を見続ける恭一・・・

そして、朝がきて・・・道夫が目を覚ます

次回に続いています

道夫が残していたスマホのメモを消してしまった恭一

どこまで消したかがはっきりしませんが・・・結婚して、失敗して、自分なんかが幸せになってはいけないってところまで消したのかもしれません

次回あたりが最終回になるんではないかと予想していますが・・・

現時点では、なかなか複雑な内容になったなーって・・・なんともいえない気分です

最終回を読んだら、また気持ちも変わるかな?