市梨きみ

「心中するまで、待っててね」ネタバレ感想

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NEW 第4話を追記・更新しました(12/08)

「ビーボーイ2018年10月号」より市梨きみ先生の新連載がスタートしています

タイトルは「心中するまで、待っててね。」

カラーの表紙には「賛否両論。ハートフル不穏連載スタート」とあり、その下には「あんなに憧れていた“あなた”の名前を思い出せない」という見出しが入っています

編集長直筆の読むに当たっての心構えの注意文までが直筆メッセージまで入っているというこの作品・・・

編集長自らがいう「人(読者)を選ぶ作品とはどういう意味なのか」?

連載を追いかけたいと思います

市梨きみが描く「心中するまで、待っててね」の紹介

連載初回に編集長自らが直筆のメッセージをまるっと1P載せたことで話題になっている作品です

市梨きみ先生といえば、2015年のデビューを皮切りに立て続けにヒット作を連発しています

がっつりしたエロ描写は時に痛みあり。やさしさあり。快楽あり。と読む人の心を掴みます

画は少女漫画テイストが残るかわいくかっこいい感じで、時々、画面に花が飛んでいます

少女漫画でも通じそうな画とドラマチックなコマ運びやドラマ展開に、BLならではのエロ

このふたつの融合が多くの腐女子に支持される理由だと思います

新連載の「心中するまで、待っててね」は、連載にあたっての一言がこういう感じ!

昔からやりたかったネタだったので、それを読者の皆さんに楽しんでもらえるようがんばります(by 市梨きみ)

「昔からやりたかった」っていう部分が、気になりますね

編集長のメッセージから憶測すると、昔からやりたかったけど「GO」を出す編集部がなかったという意味にもとれます

どんな内容なのか?

期待値があがります!

「心中するまで、待っててね。」第1話(ネタバレ有り)

ぽっちゃりなぶー太とあおい兄ちゃん

冒頭は回想からスタートです

友達から「ぶー太」といってからかわれ、手袋をとられるぽっちゃりした小学生の男の子

ぐずぐず泣いているぶー太に、「なんで泣いているんだ?」と声をかけてくる眼鏡の黒髪の高校生くらいの男の子

その眼鏡の彼を「あおいにいちゃん」と呼ぶぶー太

あおいにいちゃんは、ぶー太のことを「かわいそうに。豚じゃないよな」ってやさしく声をかけるんですけど、ぶー太の気持ちが上がった途端「豚じゃなくて、人間のデブだもんな」と笑顔で思い切りぶー太をディスってます

びゃぁぁぁぁん!!!と大泣きするぶー太

家に帰ると、ぶー太のお母さんが「あおいくんが来てくれているのに、なにすねてるの?」とあきれている

あおいはぶー太を膝に乗せながら「機嫌なおせ。取られた手袋は一緒に取り戻してやる。」といい「嫌なことは一人で立ち向かっちゃダメなんだ」ってぶー太のことをぎゅって抱きしめてくれるんです

大人になったぶー太はイケメンに成長。

シーンは、大人になったぶー太が涙を流しながら目をさますシーンへと移ります

子供の頃、ぽっちゃりだったぶー太はその面影がありません

魅力的な腹筋がチラ見えする高身長のイケメンに成長できたみたです

涙を流して起きたぶー太こと「福太」は、なぜ、自分が泣いているのかわからないみたいです

そして、玄関を出ると、玄関ドアにひどい落書きとゴミや飲み物を投げつけたいたずらがしてある

福太はそれを見て怒ることなく、淡々と片付け始めます

大家さんが気づいてほうきやちりとりを持ってきてくれます

笑いながら「近所の子のいたずらかもしれません」と警察を呼ばない福太

仕事にいくまでにもいろんな人助けをして遅刻寸前でバイト先の飲食店にたどり着きます

遅刻の理由を店長に聞かれても「僕の自業自得です」って頭下げている

海ホタル
海ホタル
どうも、この福太・・・とってもお人好しの人間みたいです
怒りながらも心配性の店長に、一緒にいる人のよさそうなマスターは福太の人の良さをちゃんと理解しています。
人には恵まれているっぽいですね

あおいとの再会。福太はあおいのことを忘れていた

福太は無意識に黒縁の眼鏡の人間を目で追う癖があるんだけど、それがなぜなのかは自分でも不思議に思っています

その日、アパートに帰ると、福太の家のドア前にあおいが立っている

あおいの姿を見て、ものすごく驚く福太

どうも、福太はあおいのことを忘れていたみたいなんです

あおいを見て、自分がなぜ、無意識にメガネの人間ばかりを視線で追うのかがわかる福太

「どうして、今まで思い出さずにいられたんだろう・・・あんなに大好きだったあおい兄ちゃんのことを・・・・」とあおいにかけより抱きしめます

けれど・・・・福太はしっかり成長しているのに・・・あおいは昔と変わらないままで・・・・

身長の高い福太があおいを抱きしめると・・・あおいがすごく小さく見える・・・

「あれ?あおい兄ちゃん・・・縮んだ?」と言う福太

福太は、あおいに思い切り蹴られます

そして、低温度で「生意気に図体ばっかでかくなって・・・お兄ちゃんへの口の効き方を忘れたらしいな」とあおいに言われる

あおいは、「僕は小さくなったんじゃない・・・なぜか突然若返ったんだ」と言葉を続ける

そのあおいの俺様な態度に、福太は、あおいが優しいと同時にとっても横暴な王様であったことを思い出すのです

「若返った」といって、昔と変わらない姿形で福太の前に現れたあおい

そのあおいのことをずっと忘れていた福太

今まで、数々のBLを読んできたわたしは、シリアスで暗い展開とラストがとっさに脳内再生できちゃいますが・・・

でも、「ハートフル」ってあるから、最後はハピエンが着地点だと信じたいですね

福太の家にいたずらをする人間も気になります

次回の展開を待ちたいと思います

「心中するまで、待っててね。」第2話(ネタバレ有り)

ビーボーイ11月号(2018)に、29P掲載です

昔と変わらぬ姿形の葵。なぜ?どうして?

幼い頃、葵のことが大好きだった福太

けれど、福太の大好きな葵兄ちゃんは、かっこよくてなんでもできて笑顔がとってもやさしいけれど・・・とってもいじわるだったのです

そんな葵が、大人になった福太のもとに突然現れます

昔と変わらぬ姿形で・・・

それだけでもかなりのミステリーなのに、さらに「匿え!」と言う・・・

なぜ?匿わなければならないのか?

なぜ?昔と姿形が変わらないのか?

聞きたいことはたくさんあるけど、葵は笑顔で怒って一切教えてくれない

でかい図体になった福太の脇の下からひょっこり顔をだす葵の小ささにドキドキしてしまう福太

でも、精神年齢は葵の方が高いままのようで、歯磨きをして口周りをベトベトにしている福太の口も周りを拭いてくれるのです

変わったのは葵?それとも自分?

出勤時間に外に出ると、いつものように玄関扉にひどい落書きがしてある

そのいたずらを見て「お前、誰かに嫌われているんじゃないのか?」と言う葵

葵の一言にひどく傷つく福太

そして一緒に過ごしていて、葵のいじわるが昔と質の違うものだということに気づき始めます

大家さんと粗大ごみの整理をしてると怒鳴って福太を呼び戻す葵

イライラしながら汚れた福太をフロへと放り込みます

昔の葵兄ちゃんは、いじわるだったけど怒ったりしなかった・・・と思う福太

けれど、昔の自分は子どもだったから特別甘やかされていただけなんだ!と思い込む!

そして「明日、休みだから一緒に遊びに行かない?」と葵を誘ってみる

冷たい顔で「は?却下」という葵

ガーン!って顔で「なんで?」ってなっちゃう福太ですが、葵が「僕のいまの見た目が知り合いに見られたらどう説明するんだ?」と葵が呆れて言います

そうだよね~・・・ってすっごくしょげちゃう福太

その福太の頭をポンポンして「元の姿に戻ったらどこにでも一緒に連れて行ってやる」と葵が言ってくれる

福太は葵にそう言われた途端、すごく幸せになります

葵兄ちゃんが、早く元の姿に戻れたらいいのに・・・って思う

福太と葵は6歳差で、本当なら、葵は、今、28歳

28歳の葵兄ちゃんはさぞかっこいいんだろう・・・と思う福太

狭い押し入れの中で密着して・・・ドキドキしてしまう福太

葵は、福太のアパートの押し入れの中に入ってくつろいでいる

押入れの中を「ここは僕の別荘だ」という葵

そして、福太にも押入れの中に入るよう誘うのです

狭い押し入れの中で、身体の大きい福太は縮こまってしまう

密着する葵の熱にドキドキする福太

福太の股間が固くなり、もっと葵に触りたいと思うんです

ぎゅっと葵を抱きしめちゃう福太

葵が「くるしっ・・・」と言ったことで、慌てて葵を突き放す福太はそのまま押入れの外へと襖ごと転がり落ちてしまう

葵の顔を見るとドキドキしてしまう福太は、変わったのは自分の方なのか?と戸惑うのです

いつ!ダークな内容に転がってもいいように、気をしっかり持って読みましたが、そういう展開はありませんでした

最後、熱で浮かされたように真っ赤になっている葵の表情が大変エロいと思います

福太のブツも葵の表情に固くなったままだし!!!笑!!

あとね・・・ひとつ・・・思うのは・・・・大家さん・・・葵のことが見えていないんじゃないかな?って思うんですよね・・・・

粗大ごみ置き場に大きいものが燃やせるドラム缶なんて、ちょっと物騒なアイテムも登場し、今後、なにかの展開につながるのか?と深読みしちゃいます

葵の謎は深まるばかりです

次回の展開を待つことにします

「心中するまで、待っててね。」第3話(ネタバレ有り)

ビーボーイ12月号(2018)に、28P掲載です

誰のことも特別に思えないはずだったのに・・・

子供の頃はぽっちゃりだった福太だけど、その庇護欲を掻き立てる性格から、女の子にはモテたようです

でも、どの恋も、最後は「福ちゃんって、誰でも“良い人”だよね」という女の子からの別れの言葉で終わってきたみたい

福太は、誰のことも嫌いじゃないし、皆のことが同じくらい好き

特別に誰かを思うってどういうことなのかがわからない

なのに・・・

押入れの一件から毎夜のように葵を犯す夢を見るようになってしまう

「そもそも、同じ布団で寝ているのが悪い」とひとりで布団を買いに行く福太

けれど、一人で決めることはできずパンフレットだけもらって帰ってくる

家の鍵の隠し場所を知っているご近所さん

アパートに戻ってくると、上の階の住人がヨロヨロと階段を登ろうとしている

右足を引きずっていることから、どうも足が悪いみたい

お人好しの福太は、「荷持を持ちますよ」と声をかける

上の階の住人は福太にありがたいと声をかけ、君はいい子だねと言う

そして、「鍵をあんな場所に隠しておくのは不用心やで。」と言うのです

その言葉に、ちょっとドキッとする福太

福太は家においている葵のことを考えて、鍵をアパートの共有廊下にあるドア横にある洗濯機の中において外出していたんですね

「見られちゃったのかな?」とへへへって感じで笑う福太ですが・・・・

そのことを福太から聞いた葵の表情は激変

むっちゃ焦り、怒り「鍵を今すぐ変えろ!!」と怒鳴るのです

葵の勢いに「明日大家さんに変えてもらう」という福太

そして、布団のパンフレットを見せるのですが、葵は「必要ない。元の姿に戻ったらでていくのに」と言います

葵のその一言にうなだれてしまう福太

その福太の様子に、「もしかして自分と寝るのが嫌なのかな?」と思った葵は「僕は福太と一緒に寝るの嫌じゃない。福太とくっつくの好きだし・・・」と照れながら言うのです

葵を性的対象としてみている福太は罪悪感でいっぱいになります

そして翌日・・・

大家さんに鍵の交換をお願いし、いつもどおり仕事にでかける福太

衝撃のラスト!続く!え?まじで!!

そして・・・

いつもどおりアパートに帰ってきて鍵を開けようとすると・・・

締めたはずの鍵が開いている

「もしかして葵兄ちゃん出かけたのかな?」と家に入る福太

玄関に入ると足裏に嫌な感触が走る

なんなのかと背中を振り返る福太

目に飛び込んできたのは、玄関ドアいっぱいに描かれた血文字で!!

誌面は白黒なので「血」かどうかわかりませんが・・・

直感的に「血文字」だと思いました!

もし、「血文字」じゃなかったらごめんね!

なんて書かれているかは、ちょっと不明です・・・

でも、ただ事じゃないことは確かです

最近は玄関扉へのいたずらがなくなってきたんですよって会話があった後ゆえに衝撃がすごかった!

ラストの手前から福太のモノローグが入っているんですが・・・

「なにかくる・・・なにかくる・・・」と読んでいてドキドキしました

あーーーー・・・・コワイ!!!!

鍵の隠し場所を知っているおじさんもむちゃコワイし!!

これ・・・やばくね?

次回の展開も楽しみにしています

「心中するまで、待っててね。」第4話(ネタバレ有り)

ビーボーイ1月号(2019)に、30P掲載です

不気味な落書きに引っ越しを決意する福太

玄関ドア・・・しかも、室内側の方に書き殴られたような不気味な文字・・・

福太は慌てて部屋の中に入り、葵を探します

押入れの中のふとんをかき出し「葵」の名前を呼び続ける福太

その福太の背後から「ぶー太?」と声をかける葵が登場

散らかった部屋に驚く葵

葵の姿に「どこにいたの?怪我していない?」と声をかける福太

葵は、風呂に入っていたそうで、福太の声に出てきた様子

葵にすがってしくしく泣き出す福太

呪文のように「葵」の名前を何度も繰り返し、「もし・・・葵兄ちゃんを傷つけるやつがいたら俺が絶対に許さない」と言うのです

福太は玄関の鍵をいっぱいいっぱいに増やします

玄関に取り付けられたたくさんの鍵がある意味、とっても不気味です

玄関に書かれた文字は「逃げろ」「出て行け」という言葉だったようで、葵も「アパートを出たほうがいい」という

福太も、セキュリティの高い部屋への引越しをするため不動産屋に行く

引越し先にはついていかない。という葵。福太は?!

不動産屋で担当してくれた女性は、第一話で福太がぶつかった眼鏡の女性でした

あのとき・・・なぜか福太は、漠然の眼鏡をかけている誰かを探していた

今思えば、それは葵のことなのですが、なぜ、あのときの自分が葵のことを忘れていたのかがわからない

自分は誰のことも本気で好きになれないと思っていたけれど、そうじゃなくて、自分の心にはずっと「葵」だけがいたんです

葵に再会し、その気持ちを思い出した福太

家に帰り、福太を出迎えてくれた葵

葵を背中から抱きしめて、「どうして、葵兄ちゃんのことをいままで忘れていたんだろう?」という福太

福太「俺・・・ずっと葵兄ちゃんのことが好きだったのに・・・」

葵は、真っ赤になってしまう

福太は葵の顔を自分の方に向け、キスをする

濃厚になるキス

葵も福太の首に手を回すのだけど・・・・

福太が「葵兄ちゃんが、元の姿に戻っても一緒にいてほしい」とお願いした途端、葵は福太から身を離す

葵「“元の僕”がどうなっているのかも知らないのに」

葵は、自分は福太を利用しているだけだ。といい、引越し先にもついていかない。という

葵の言葉にショックを受ける福太

いやー・・・

玄関にあった文字は「血文字」じゃなかったようです!

絶対に「血文字」だ!!って思ったんですけど・・・結局、ペイントだったみたい・・・

でも、室内側にペイントって・・・もう、それ、ホラーじゃないですか?

葵は、お風呂に入っていて、侵入者に気づかなかったって言っていますが・・・・

他に登場する脇役たちも、みんな、なんか、怪しく思えてくる描写の仕方をしていて、すべてが怪しく見えてくるんですよ

福太の表情も、時々、半分狂気だしさ!(笑顔なのに、コワイって感じ!!)

小さくなった葵も謎のまま・・・・

どうなっちゃうの?と、ハラハラが続いています

次回の展開に期待☆

「心中するまで、待っててね。」第5話

第4話は1/7発売の「ビーボーイ 2018年2月号」にて掲載予定となっています

読み次第こちらに追記したいと思います

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