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ハル「4月の東京は…」2巻 ネタバレ感想

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NEW第10話を追記・更新しました(3/31)

こんにちは!海ホタルです

「4月の東京は…」下巻の発売日が決定しました

発売日は6月1日です!

では、上巻の続きの連載を追いかけたいと思います

  • 社会人BL
  • 再会BL
  • せつない

こちらの記事は配信されると最新話を追記していきます

この記事にはネタバレ及びオチが含まれています。閲覧の際にはご注意ください

上巻は1~5話まで収録です

「4月の東京は…」第6話

イアハーツ2019年9月号に掲載です。58Pです

真田部長の弱点?

シーズンは夏へと変わる

蓮と和真がセフレとなった日からおよそ2か月の時がたっていた

蓮とのセフレ関係にはいくつかルールがある

最中は明かりをつけないこと

エロ中以外のスキンシップはしないこと

エロが終われば必ず帰ること

それでも、毎日のように体を重ね合わせるふたり

この日・・・

蓮と和真は「NGマーケティング」という会社というパートナー会社へとミーティングへ向かう

「NGマーケティング」の社長の石原は、ちょっとがたいがいい感じの男性で蓮のことをすごく気に入っているみたい

蓮が和真の元クラスメイトと知って、にこやかにあいさつしてくれる

和真は別室へ行き、石原と蓮二人きりで話す

和真が人事部と聞いて、石原は「真田が一番嫌うタイプだろ」と言う

この石原・・・実は、和真や連が働いていた会社から独立し会社を立ち上げたようで

真田の元同僚でもある

「パワハラされないように気を付けないと」という石原に

連は「そういえば、独立された理由を聞いたことがありませんね。真田部長となにかあったんですか?」と聞く

石原はいくつか蓮に質問をし、蓮のストレートな答えが気に入ったみたいで

「石原さん(蓮)になら教えて上げれるよ。真田の弱点」というのです

海ホタル
海ホタル
具体的なことまでは描いていませんが、どこからどうみても人の好さそうな石原さんが、真田部長のことを「あんなやつ」呼ばわりしています

真田部長の弱点!気になります!!!

トラブル発生!どんなにつらくても弱音を吐かない蓮の姿に・・・

蓮と和真が事後・・・

蓮に「シャワーを一緒に浴びよう」と誘う和真と、蓮がそれを嫌がってわちゃわちゃやっていると

会社から「大ピンチ!」という電話が入る

 

蓮と和真たちの会社が手掛けた広告に起用されていたタレントが事件を起こし

警察ざたを起こしてしまったのです

18件にも及ぶ広告の差し替え騒ぎになります

蓮のひきいるデザインチームのは連日連夜の出勤状態となる

社長室へと呼ばれる人事部

今後の調整について話すんだけど、その中で社長が、蓮と和真が元同級生と知り

上司から「石原くん(蓮)のサポートを頼むよ」と声をかけられる和真

それを無表情な顔で聞いている真田部長

海ホタル
海ホタル

コワイ!コワイ!!真田部長の無表情が逆にコワイ!!!

連日の出勤にデザインチーム全員がぐったり状態となるが

ここで蓮が、一旦、全員に休みを取らせる

デザインチーム一同から「リーダーーーー!!好きです!!!」と言われる蓮

連は平気そうな顔をしているけど、和真は、「蓮は平気な顔をしているだけだ」と思うのです

昔から、人に弱みなどみせなかった蓮

スタッフが帰った後も、一人残り作業をする蓮のそばにいるのです

連は弱みを見せない・・・けど、今は自分がそばにいる・・・・自分を頼ってほしい・・・と願う和真

作業は明け方4時までかかり、ようやく蓮は一息つける

ソファに横になる蓮

目に入るのは和真のたくましい背中で、それを見ていたら、自分の中心がコーフンしてくるのがわかる

顔を覆って、「少し待てば収まるから」という蓮

和真は、蓮の足元に膝をつき、蓮のブツを口へと含む

嫌がる蓮だけど、和真は、「今すぐやりたい」と蓮を自分の家へと連れて帰るのです

和真がどんなに自分のことが好きなのか?蓮に伝わる?

そして、ベッドの上で身体をつなげるのですが、明かりがついたままで・・・

顔をみられることに身体がこわばる蓮

すると、和真は蓮の手をつかみ自分の目を覆い隠す

「見られたくないなら、俺が目を閉じる」という和真

「自分の前では無理はしないでほしい・・・・」と言う和真の言葉に蓮の目に涙が溢れる

泣き出した蓮をギュっと抱きしめる和真

翌朝・・・目覚めると・・・和真は仕事に行ったのかいない

ひとりで和真の部屋にいる蓮は、大きな箱を見つける

上蓋に英語が書かれた箱の様子から、たぶん、和真がアメリカから持ってきたものだろう・・・と思う蓮

箱の中がどうしても気になった蓮は、箱を開けてしまうんだけど

その中には、和真がいままで蓮をさがしていたと思われるたくさんのメモが入っていて

世界地図に書かれたバツや三角のマークに蓮は胸が打たれるのです

そして・・・

その日から、蓮は、自分の家に帰らず、和真の家にずっといるのです

家に帰らずずっと家にいる蓮を不思議に思う和真

だけど、理由なんてわからなくても、蓮が自分のそばにいる。それだけで十分だ・・・と思うのです

シーンは変わり・・・・和真の母が登場

和真の母親はパタンナー?デザイナーなのか?

ファッション関係の仕事をしているみたい

そして、息子に送る服を一から作るようです

日本に帰ってきているのに、なかなか自分には会いに来ない息子

もはや、サイズがあうかどうかもわからない

スタッフに「あの子・・・わたしを恨んでいるのかも・・・・」と愚痴をこぼします

扉絵にある東京を上から見下ろした絵がすごい細かくて!ただただびっくりしました!

「あ!夏だ!」って直感的に思ったんです

そしたら、本当に物語が夏になっていたので、驚いた!!!

すごい、細かい仕事しますよねー!!ただただ、「すごい!!」って思います

さて!!

なかなか気持ちが通じ合わないふたりでしたが

蓮が和真の重い気持ちに気づいたかな?って

ちょっと前進という回でした!

気になるのは、真田ですよねー・・・

絶対に和真のことを嫌っていると思う!!

連と和真に真田の魔の手が及ばないよう祈るばかりです

ふたりでわちゃわちゃしているシーンは、むっちゃほのぼのできました

最後に登場した和真の母も気になります

「4月の東京は…」第7話

イァハーツ2019年11月号にて掲載です
ihr HertZ 2019年11月号 【期間限定】

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和真とラブラブ幸せターンに突入するも・・・

海ホタル
海ホタル
蓮視点で描かれています

蓮は和真が同じ会社に入社してくると知った時、再会できると心が躍りました

でも、その時は、ゲイじゃない和真とそういう関係になることを「図々しい」と思っていた

だけど、今、和真は自分のことを抱く

蓮は、和真と体の関係がはじまったことを「奇跡」だと思っていて

神様に「ほかのものは何を奪ってもいいから、この奇跡だけは奪わないでほしい」と強く願っている

海ホタル
海ホタル
前回、蓮が複雑に抱えていた気持ちを吹っ切ったことで

和真と蓮はラブラブ状態に!他愛もない話で幸せそうなふたりはとっても甘い!ふたりともすごく幸せそう!

家に帰らず和真の家にずっといる蓮

着る服がなくなって

そんな蓮に和真は自分の持っているシャツを貸す

海ホタル
海ホタル
このシャツは、息子のために母が自ら作ったシャツなんですね

それを知らずにそのシャツを着る蓮

大好きな人とラブラブな朝を過ごし

会社に遅刻する蓮

そんな蓮を「彼女ができたんだ!」と冷やかすスタッフたち

そこの入る一本のメール

電話の相手は会社の同僚である前田さん

前田さんから、以前、優秀なスタッフが突然やめたと愚痴られたことがある蓮

前田に呼び出されてカフェへと向かう

そして、前田から、以前やめたスタッフが、実は真田からレイプされたことを相談される蓮

蓮は、性的暴行の検査はしたのか?証人などいないのか?と前田さんに聞く

すると、前田さんが言い出しにくそうに

「実は、わたしも10年前・・・同じ手口で真田にやられた」と話し・・・

それを聞いた蓮は、大激怒する

前田さんは、「真田が社長のお気に入りだから、訴えても、傷つくのは自分だし、仕事も続けたいし・・・」と泣き寝入りするしかなかったみたい・・・

蓮は、前田さんに「協力する」約束をする

蓮は思いもがけない人と再会し・・・

そのカフェの帰り・・・

別の被害者がいないか考えている蓮を

驚いた眼で見る女性がいる

その女性は、和真の母親

母親からしたら、蓮は、まだ幼い自分の愛息の和真を襲った男・・・

怖い顔で、蓮に声をかける

蓮に名刺をもらい、自分の息子と同じ会社に勤めていることを知った母親は

「いまでも男の人が好きなの?また私の息子とつきあってる?」と怖い顔で聞く

蓮は、顔を下にむけながら「たまたま同じ会社で働いているだけです・・・ストレートとはつきあいません」と答える

でも、母親は、自分が息子にプレゼントしたシャツを蓮が着ていることに気づいていて・・・

シャツをグッとつかみ「そのシャツは、あなたにはあってない」といい立ち去っていくのです

幸せな二人の時間は、早くも終わりを告げる?

中学生の時、和真が病院に担ぎ込まれたあの夜・・・

半狂乱になった和真母から責められ

病院側から、行為の詳しい内容を聴取された時のことを思い出す蓮

正気が保てなくなり、トイレで精神安定剤をこれでもかってくらい飲む

そこに鳴るスマホのメール音

ディスプレイに映し出される和真からの「家に着いた。待ってる」の文字

蓮は嗚咽をあげ

「ごめん・・・和馬・・・・ごめん・・・・・」と泣く

そのころ・・・和真は、幸せいっぱいで蓮を家で待っている

蓮からの返信はない

外は雨が降り出して

蓮を迎えに行こうと家を出る和真

雨の中歩きながら

あの冷たい雨の夜・・・初めて蓮と体をつなげたかび臭いホテルのことを思い出す

でも、今、自分たちが帰るのは、暖かい自分たちの家だ・・・と幸せいっぱいの和真

この幸せが続くと駅前で蓮の帰りをずっと待っているんだけど・・・・

翌日、蓮は会社をやめ、和真の前から再び姿を消すのです

もう・・・やばいくらい、ドラマチックな展開で

読んでいて胸が痛いです

一気に和真と幸せになる前の自分に引き戻された蓮と

蓮との時間が永遠に続くことに心が幸せいっぱいの和真との対比が

このうえなく臨場感たっぷりに描かれています

雨のシーンとか・・・

風景さえもふたりの心情を映し出しているもんね・・・

ほんと、ハル先生はすごいなって思える回でした!

「4月の東京は…」第8話

イァハーツ2020年1月号にて掲載です
ihr HertZ 2020年1月号 【期間限定】

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蓮が真田部長を告訴したことを知る和真

会社までやめて、蓮が再び自分の目の前から消えたことにショックの蓮

警察へ相談に行くほど心配するんだけど

警察からは「家族に聞いてみたらどうですか?」と言われる

和真は、アメリカに行っていた時、蓮に手紙を書いたことはあるけど

全部、返送されてきて、蓮の実家とも連絡がとれなかったことを思い出す

会社の人事部には蓮の個人情報があるはずだけど

それを見ることができるのは真田部長だけ・・・・

けれど、真田部長は、今、休暇に入っていて・・・・

悩む和真の元に、前田から「相談したいことがある」とメールがくる

前田と会う和真

そして、前田から、蓮が、真田部長を告発してから会社を辞めたことを聞かされる

前田の元には、仕事の引継ぎメールが蓮から送られて生きてて

ここで、ようやく和真は、蓮が無事であることを知って、ちょっと安堵できるのです

でも、前田も蓮がどこにいるかまではわからないみたい

ただ、蓮が作業していた広告を八神が蓮の代わりに資料を受け取っていることを知る

蓮が避難したところは?

そのころ、蓮は、八神の家にいる

八神は会社をやめた蓮がこれからどうするのか心配しているけど

蓮は相変わらず和真の心配ばかりで・・・

「あいつに捨てられたら、俺は死ぬ・・・だから俺から終わらせるんだ・・・」という蓮

八神は「逃げてるくせにいばるな!」と怒っている

八神のところにたどり着いた和真

八神の会社へやってくる和真

八神に頭を下げ「どうか蓮の居場所を教えてください」という

頭を上げる和真を見た八神は、蓮がなぜそんなに和真に執着をするのかさっぱりわからない

だから、さも、自分も蓮と寝たことがあるかのようにいじわるを言う

和馬は、「蓮はあなたとは学校が同じだけだと言っていました。蓮が言ったことを俺は信じます」と八神の目を見て言う

それでも、蓮の居場所を教える気がない八神の態度

結局、「自分で蓮の居場所を探します」と席を立つ和真

八神は「探してどうする?ゲイでもないくせに」と言う

和真は「俺は蓮に会うために東京に戻ってきた!ゲイとか!バイとか!そんなことはどうでもいい!」と言い返す

和真の訴えを聞いた八神は、ようやく「お前らの茶番、俺が終わらせてやる」と言うのです

蓮!大ピンチに!!!

そしてシーンは蓮に移ります

どうも誰もいなくなった夜の会社に荷物の整理にきている様子

ひとりでいる蓮に近づいてくるのが真田部長

蓮は「最悪のタイミングだ」と思うんだけど

真田は、自分のことを告発した蓮に恨みを抱いていて

蓮のことをぼこぼこに殴りだす

そして、倒れる蓮に「このホモ野郎が」と悪態をつく

「今までその穴で何人とやった?いつも偉そうにお高くとまりやがって!」と蓮のズボンのベルトを外しだし

自分のブツを蓮の顔に近づける

真田ぁぁぁぁ!!

おまえ!本当にサイテー最悪やろうだな!!!!

確か、蓮は真田の弱点を知っているはずなんです!

だから、なんとかなるって信じているんですけど・・・・

もう・・・

この緊迫した状況がコワイ・・・嫌な想像しかできない!

真田のピンコなんて見たくもないわ!!!!!

なんで、こんな男が社長のお気に入りなんでしょうね?

この会社の社長、人を見る目ないね・・・・

この会社、大丈夫なの?

どうか、蓮が無事でありますように・・・・・

そう祈らずにいられません!

「4月の東京は…」第9話

イァハーツ2020年3月号にて掲載です
ihr HertZ 2020年3月号 【期間限定】

八神からすべてを聞く和真

シーンは和真と八神へ

八神から蓮に起こった出来事を全て聞いた和真は泣いている

泣いている和真の胸倉をつかみ「本当になにも知らなかったのか!ちょっとはおかしいと思わなかったのか!」と責める

「気づかない方が都合がいいから見ないふりをしたんじゃないのか?」と八神に言われ

和真は、なにかを決意したかのような顔つきになり

「蓮はどこにいますか?」と八神に聞く

八神から「会社で荷物をまとめているはずだ」と聞いた和真は会社へと向かう

八神は、会社へと向かおうとする和真に、自分と蓮は深い関係にはなることができなかったと話す

蓮は、誰かに抱かれかけると吐いてしまうことを話すのです

真田を殴る和真

その時

真田に襲われそうになっている蓮は思いきり吐いていて

真田は「汚ねーなー・・・おまえ・・・病気もちか?」と言いながらも

自分のブツを蓮に挿入しようとしている

いかし、そこで、真田を殴り飛ばす人物が登場!!

それが和真

怖い顔で「何の真似だ?」と真田に聞く

真田は、蓮のほうから自分から足を開いた!気持ち悪くて殴った!何が悪い!と言い出す

真田の胸ぐらをつかみ「許さない」という和真

そしたら、真田は「あんなオカマはひどい目にあって当然なんだ!ただの薄汚いホモのくせに!ホモを強姦しても社会的には何の罪にもならない!」と叫ぶ

怒った和真は思いきり真田にむかってこぶしを振り下ろす

振り下ろしたこぶしは真田の顔面横の壁をへこませ、ヒビが入る

真田は「直接殴る度胸もない臆病者が!」と叫ぶ

すると、和真はスマホを取り出し「今の会話・・・録音しました・・・これから警察に行きます。もちろん、人事委員会にも告発します」という

真田は真っ青になり、その場から逃げていく

和真が蓮の方を見ると、蓮は部屋から飛び出していき

街中へと飛び出した蓮を追いかける和真

走る蓮だけど足がもつれこける

和真に「来たら死んでやる」という蓮

和真は蓮に「好きだ」というのです

「一人にしてごめん・・・全部背負わせて・・・守れなくてごめん・・・でもこれからは俺が守る」と泣きながら告白し

蓮の背中を抱きしめるのです

泣いている蓮の顔を両手で包み、キスをする和真

何度も「愛している」というのです

和真母の思いは・・・

シーンは和真母へ

和真母は、蓮と会ったことを和真にどう話すべきか悩んでいる

自分の息子が病院に運ばれた時・・・

意識のない和真の横で泣いていた蓮を見て

和真の母は、ふたりの真剣すぎる思いが怖くなったようで・・・

幼いがゆえに真剣なふたりを心配し、和真をアメリカへと行かせたみたい・・・

母として、ふたりが二度と会わないように・・・再会したら、きっともう離れることはない・・・とずっと不安に思っていたみたいで・・・

第9話の最後には青あざだらけの蓮を和真がお風呂の中で抱くシーンがあります

二人でいるときに、真田からの負け惜しみメールが届いたりしている(笑)2020「頑張れば変えられるものがある」という感じで前向きな感じのモノローグも入っています

まるで・・・最終回?ってくらいの盛り上がりで~!!!

でも、最後には「つづく」の文字が!

次回で最終回だそうです

「4月の東京は…」第10話

イァハーツ2020年5月号にて掲載です

真田を訴えることにした蓮

大人になるということは
自分のすべてを失っても大切なものを守りたいという勇気と
自分の過ちを認めて間違いをただす責任感を持つことなのかもしれない

それを蓮が教えてくれた

そういうモノローグで始まる最終回!

蓮を襲った真田部長は、そのまま行方不明となった

蓮は、真田部長が自分を襲った時の音声録音と告訴状を持って会社社長に会いに行く

蓮は、襲われた時に警察にも行ってて、証拠となる暴行検査の結果もあると話し、公式発表をする旨をお願いする

けれど、社長は、真田はすでに会社の人間じゃないから関係ないと返事をする

蓮は、真田に暴力を受けた人間は10年間で12人もいる。無視していい数字じゃないという

けれど、社長は、聞く耳をもたず、むしろ、蓮がマイノリティ側の人間であると見下すような発言をする

その社長の発言に「俺は自分がゲイであることを恥じたりしません」ときっぱり言う蓮

そして、会社を辞めて、自分の会社を立ち上げる蓮

和真も会社を辞めて蓮についていくことに!

和真母と話し合いをし!

母親に蓮とつきあっていると報告した和真

蓮の手を握りながら「中学の時からずっと好きだった!」という和真だけど

和真母は、「それが4年ぶりに会った母親に言う言葉?!」と和真のおでこをビタンッと叩く

和真母親が容赦なく和真をしかる姿にビビる蓮

そして、和真母は「わたしが怒っていたのは、ゲイだからじゃない」と言う

子どもなのに、親がコントロールできない場所で責任がとれないことをしたことを怒ったんだ!と言う

そして、蓮に向かって「もし、和真が女の子だったら、わたしは絶対にあなたを許さなかった」と言って話し合いの場を出ていく

蓮は、去っていく和真母に「これからは連絡します!和真と一緒に会いに行きます!」と伝える

残された蓮は、和真に「おれも叩かれるかと思った・・・」といい

和真は「俺の母さんは、昔から蓮のことが好きだったから」と笑うのです

最後は4月の東京で・・・

蓮の新しい会社のオフィスの内装を整えたふたり

疲れて床にそのまま寝そべっちゃう蓮

疲れた蓮をよしよしする和真

そして、床にコートを敷いて、ふたりでゴロゴロする

蓮は、和真から体を離して「お前のキャリアを考えれば、俺と企業をするより、大企業で働いた方がいいと思う・・・いつか子供だって・・・」と申し訳なさそうに話す

そんな蓮にキスをして「もう絶対に逃さない」という和真

さらに、蓮がそばにいなかった間、どんなに寂しかったか陸と空に例えて話す和真

あまりにポエミーな愛の告白に蓮の顔は真っ赤になる

蓮の反応を見て、自分のセリフに赤くなる和真だけど

「蓮は俺にとって空気で、命で、4月の東京だ」と最後まで言い切るのです

ラストは、4月の東京

真田は捕まったことを知らせる街頭ニュースが流れる街を手を繋いで一緒に歩く蓮と和真

最後は「東京は、俺にとって懐かしいところだ・・・そして今は俺のすべてがいる場所だ・・・愛しくて素敵な世界だ」という和真のモノローグで占められています

とっても、素敵なお話でした

さすがハル先生!

盛り上げ方がむちゃくちゃドラマチックです

4月の東京って・・・わたしの中でも、なんとなく、いいイメージがあるんですよね

ごった返した人の多い都会の中で、誰ともつながっていないのに、同時に、なにか新しい出会いが待っているみたいなイメージ

だから、そういう輝く未来を感じさせるラストでした

和真母の件も真田の件もちゃんと回収し

すごくスッキリしてるし!

コミックの発売が楽しみです

素敵な作品をありがとうございました