ハル「4月の東京は…」ネタバレ感想

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こんにちは！海ホタルです

「アクマと契約」で一躍人気BL作家となったハル先生がイアハーツで「4月の東京は…」をスタートさせています

第一話からむっちゃドキドキしました

絵がすごくきれいです！

では、紹介にいってみたいと思います

「4月の東京は…」第1話

【7.31発売／ihr HertZ９月号／４月の東京は…／ハル】
今月号にハル先生が✨初登場＆新連載開始✨です。数年ぶりに帰ってきた東京。そこはかつて初恋の人が住んでいた場所で…ときめきとせつなさがぎゅんぎゅんくる物語です。お見逃しなく!!#ハル#4月の東京は pic.twitter.com/ywZVMXrOwS

— 大洋図書／bs-garden（軟式） (@bs_garden_n) 2018年7月30日

中学生時代の友人に再会。けれど、相手の態度が冷めていて・・・

第一話・冒頭で、東京に久しぶりに帰ってきたかのようなスーツ姿の主人公の姿があります

新入社員らしく、人事部に配属され、身長187センチのアメリカ帰りの日本人として他のスタッフに紹介されています

そこに飛び込んでくるのがデザインチームの石原という男

どうやら、人事部長をモーレツに怒らせている石原

周りの人間が石原に注意をしますが、石原は、自分の主張は正しいと冷静に反論

冒頭の身長187センチの滝沢が、石原の姿を見て「蓮」と声をかけ、近くに駆け寄ります

滝沢に「蓮」とよばれた石原は、滝沢を見て、「あー。久しぶり」と返事を返す

驚く滝沢に対して、蓮は驚く様子もなく、淡々とあいさつをする

蓮の冷めた態度に驚く滝沢

周りの人間から「石原さんとクラスメイトだったんですか？」と聞かれる滝沢

ここから、滝沢の過去の回想がスタートします

アメリカからの転校生の滝沢に声をかけてくれた蓮

10年前・・・滝沢が中学二年生の時、突然離婚した両親のせいで、母親と一緒に日本の中学校に転校することとなります

滝沢は、あまり外交的な性格じゃないようで、いきなりの日本の生活、日本人の友だちに緊張しています

そんな滝沢の緊張を見抜いたのが、誰からも好かれる蓮でした

蓮は、滝沢に声をかけてくれ、そこから、友達の輪をひろげていくことができます

蓮は、とてもキレイで明るい子で、蓮と一緒に過ごすことが滝沢にとってとても居心地のいい時間になるのです

男に抱かれたい蓮。「だれでもいいならオレでもいいだろ！」

けれど・・・中学三年になり、周りから色恋話が聞かれるようになってきます

周りが彼女を作って、DTを捨てていく中、蓮から「彼女ができたらセックスしたい？」と聞かれる滝沢

幼い滝沢は、真っ赤になってその質問に答えることができない

そして・・・

このころから、蓮が、時々、自分だけの世界の中にいることが多くなっていく

蓮のことが気になって仕方ない滝沢

たまたま蓮の携帯を見てしまう

携帯には、時間と日にちが指定されたラブホへのお誘いメールが入っていて・・・

滝沢は、最近、蓮がおかしかったのは彼女ができたせいだと思います

そして、その日時指定の日に、蓮が何を考えているのかを知りたくて待ち伏せをしてしまうのです

しかし、現れた蓮は、初対面の年上の男性とホテルへと入ろうとしている

年上の男性に肩を抱かれている蓮を見て、頭に血が上り、蓮の前へと飛び出す滝沢

突然の滝沢の登場に驚いた顔をする蓮

滝沢「行くな」

蓮「みんなセックスしている。止めるのは、オレがホモだからか？」

滝沢「ただセックスしたいだけなら俺としよう」

「できるのか？」と聞く蓮

滝沢は「できる」と答えるのです

「4月の東京は…」第2話（ネタバレ有）

蓮と接点がない滝沢。ようやくしゃべることができて・・・

滝沢が入社して1ヶ月

蓮と会いたい滝沢

けれど、同じ会社といえど部署が違うためなかなか会うことができない

そして、社内のいろんなことが見え始めてくる

滝沢の直属の上司である真田（第一話で蓮ともめてた人）がこの上なくみんなの嫌われ者のパワハラ上司

おひとよしの滝沢は、みんなの噂を気にせずに真田の下で働くが、真田の指示の下、やった作業ミスを滝沢のせいにされ、みんなの前で怒られる

しかし、そのミスは、真田の指示ミス

みんなの前で怒られる滝沢を助けてくれたのが蓮

会議中、居眠りしていることが多い蓮は、会議を録音することが多く、滝沢と真田の会話を録音していた

屋外の日当たりの良い休憩所で蓮に助けてもらったお礼をいう滝沢

明るく笑って「水臭いな」という蓮

蓮に「仕事の後、ここで一緒に食べないか？」と言われ、滝沢は「ようやく蓮とふたりきりになれる」とテンションがあがるのです

しかし・・・

「一緒に食べよう」というのは、今日は花火大会で社内の面々が集って、一緒に食事をしながらワイワイ花火を見る回だった

蓮とふたりきりになれる！とあがったテンションがしぼんでしまう滝沢

蓮を狙う男の存在に焦る滝沢。けれど蓮がやさしく滝沢を見つめて・・・

みんなから慕われて人気者の蓮

そして、隣の会社のデザイナーに八神という人間がいて、彼はゲイで、きっと石原狙いなんだと思うとみんなから聞かされる滝沢

焦る滝沢

けれど、その後、酒が入って盛り上がるみんなを横目に蓮とふたりきりでしゃべることができる

酒が入ってごきげんそうな蓮が「昔と同じだな。花火もお前も、あいかわらず可愛い」と言う

そして、滝沢のことを愛しそうに見つめながら「可愛くてたまらない」と頭をなでてくれるのです

ふたりの初体験

シーンは、第一話の続きとなる部分の回想となる

高校生だった蓮と滝沢はホテルへと入ります

誰かと肌を合わせるのは初めてで、緊張しながら、蓮のいいところをほぐす滝沢

蓮に挿入できても、きつくて動くことができない

けれど、蓮の無防備な背中を見ていると、気持ちがどんどん高揚してくるんです

動き出した滝沢は、蓮の身体に夢中になってしまう

そして、なんとか、はじめてを終えたふたり・・・

蓮は、そこで「はじめてだった」ことを告白します

「ありがとう。最初の相手になってくれて」という蓮の姿に、せつなさがこみ上げてくる滝沢

その後も、ふたりで貪り合うように何度も身体を重ねるのです

けれど・・・

滝沢は、その夜、40度の熱を出し救急車で搬送

昏睡状態となり集中治療室に1ヶ月も入ってしまう

滝沢が目覚めたときには、蓮はそばに居らず・・・

滝沢は、父のいるアメリカへと連れ戻されてしまう

蓮と離れ離れとなるのです。

そして、社会人となり、就職が決まり、ようやく日本に帰ってこれたのです

しかし、その10年間、だれも、蓮のことを滝沢に話さなかった

「なぜ？」

滝沢の中で疑問が浮かびます

「4月の東京は…」第3話（ネタバレ有）

10年前に何があったのかを聞きたい和真だが・・・

蓮のために手作り弁当を作るようになった和真（滝沢）

蓮も和真の手作り弁当をご機嫌で食べてくれている

とにかく仕事に追われ忙しい蓮は、和真と一緒に食べる時間を作るためにかなり無理をしているようだけど、和真は、蓮と一緒にお昼が食べれるのが嬉しくて仕方ない

和真は高校時代の友人である秀が蓮のことを心配していることを話します

「（みんなと）今度、一緒に会わないか？」という誘いに、「断る。会いたくない」と答える蓮

そして、蓮は、真剣な顔で「お前にも会ってほしくない」と言います

その蓮の表情から、10年前の中3の夏休み、自分が入院していた間に一体なにがあったのか？と悩む和真

そのことに触れずにきたけれど・・・

直接蓮に聞くべきだ・・・と、蓮のもとに行くと、蓮は、なにやら大きな広告賞をとったということで同じ部署に人達から盛大にお祝いされている

蓮は、授賞式のため、フランスへ行くことになり

フランスへ行く時間を捻出するため蓮は一層忙しくなり、和真も声をかけにくくなる

フランスに飛んだ蓮は、わざわざ和真に国際電話をかけてきてくれて

蓮としばらく離れていて寂しく思っていた和真は一気にテンションがあがる

蓮のためにおいしいごはんを作ろう

週末はデートに誘って一緒に旅行も行こう

そんな風に離れていた時間を満たしていきたいって気持ちを大きくさせる和真

そして・・・

蓮と仲違いしてしまう和真・・・怒った蓮は、気持ちをぶつけるように・・・

蓮が帰国する日、蓮のことを迎えに空港まで行くと、蓮はやたらと距離感の近い男と一緒に帰国

和真の姿に気づいた蓮は、一緒にいる男を「八神龍之介」と紹介する

和真は、以前他の同僚から聞いた、蓮にやたらとからんでくる他社のデザイナーだ！と気づく

八神は、和真のことを興味深そうに見て「きみが滝沢くんか・・・俺らがフランスで楽しんだことは彼には秘密にしといた方がいいのかな？」と意味深なことをいう

自分たちはゲイだけど、君は違うだろ。という八神

まるで蓮は自分のものだというかのように蓮を抱きしめる

その姿にショックを受けて、なにも言えない和真

抱きしめられた蓮は、八神をなぐり「このやろう！いい加減にしろって言ってるだろ！」と一喝するが・・・

 

帰りの車の中・・・

無言で運転する和真に「あいつとはなにもなかった！」と怒鳴る蓮

和真に信じてもらえてないと思う蓮は車を降りる

蓮を追いかける和真

和真「蓮だって大事なこと話してくれないじゃないか！10年前なんでいきなりいなくなったのか！なんで名字が変わったのか？」

蓮は、怒りの表情で和真を見る

 

夜・・・会社で行われた受賞を祝う会でいつも以上に早いピッチで飲む蓮

酔いつぶれた蓮を和真が自宅へと送っていく

気持ち悪くなった蓮を介抱する和真

蓮は、そんな和真を見て「相変わらずお人好しだな。ゲイにこんなに優しくしたら誤解されるぞ」という

「ゲイなんて気にしない」という和真

蓮は、「気にしたほうがいいよ」と和真の股間に顔を埋めジッパーを下げ、和真のブツを口にする

が・・・

正気に戻った蓮は、ハッと和真から体を離し「悪い。帰ってくれ、バカな真似をした」という

蓮「ノンケには手を出さないことにしている」

震えている蓮を後ろから抱きしめキスをする和真

ここで次回に続いています

「4月の東京は…」第4話（ネタバレ有）

蓮視点での回想。あの夜、一体なにがあったのか？

和真と蓮がはじめて身体を重ねたとき・・・

蓮が和真に乗っかって騎乗位で挿れようとしたとき

和真の目には涙ががうっすらこみあげていて・・・

蓮は、「ごめん・・・」って気持ちになった

ここから、蓮の回想が始まります

転校生でやってきた和真

和真の色素のうすい髪をみて、撫でたいって思う蓮

そして、話しかけてみたら、子犬みたいなぬくもりのある笑顔を返してきて

一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、和真の天然ぶりとおひとよしなところに惹かれてしまい

和真はやさしいから、もし告ったら、受け入れてくれるんじゃないか？と期待を膨らませるのですが・・・

けれど、「彼女ができたらセックスしたい？」（←ここ！第一話のシーンにつながります）と聞いたら、真っ赤な顔をしながらも、和真は「普通。そうだろ」と返事をして・・・

そこで、蓮の中にあった淡い期待が木っ端みじんになってしまったんですね

自分の中にあった和真への恋心を捨てたいと思った蓮は、自暴自棄になって出会い系で知り合った男とホテルに行こうとする

でも、そこで待ち伏せしていた蓮につかまり

蓮と身体をつなげることとなる

けれど、大好きだった和真と身体をつなげて生まれた感情は「絶望」

涙をうかべて自分を受け入れる和真は「ゲイじゃない」と思い知ることとなってしまった・・・・

そして・・・その夜・・・・ホテルで眠っていた和真の状態が急変

高熱をだし救急車で病院へと運ばれる

男の子ふたりでホテルにいて・・・

女の子相手にしていたとしたら、なにか変な病気をもらっている可能性もある。

一体なにがあったのか？

大人たちに問い詰められる蓮

蓮は、自分が和真を誘い、無理やり関係を強要したというのです

蓮の父親は病院長だったが、辞任することになる

父親に、家の人間だと認められないと言われ、フランスの学校へと転校をさせられる蓮

和真と一線を越してしまった蓮。焦ってしまい・・・

時間は、現代へと戻ります

和真と一線をこした翌朝です

目を覚ました蓮が昨夜のことを思い出してむちゃくちゃ後悔している

側に、和真の姿がないから、後悔して帰ったと思っている

そこに和真が朝食を買って帰ってくる

いつもどうりの態度の和真

蓮は、和真の様子がいつもどうりすぎて困惑してる

何を言われるのか緊張している蓮

そんな蓮に「俺たち寝たよね？だから、あの夜、一体、なにがあったのか？話してほしい。」という和真

でも、蓮は、和真にむりやりセックスを強要したことで、家から追い出されたなんて言い出せない

 

和真に拒絶されたくない。見捨てられたくないと思った蓮は「昨日のことはセフレとしてだ」という

蓮「お互いのプライバシーはノータッチでいよう。お前に好きな女ができたらただの友人に戻ろう」

和真・・・蓮の言葉にむちゃくちゃ動揺・・・一度は、蓮に背中を向けるが、再び蓮に近づく

蓮にキスをし「蓮・・・俺は・・俺が・・・蓮。蓮」

和真は蓮を近くにあったソファに押し倒し、ズボンを脱がそうとする

「どういうつもりだ？」と聞く蓮

「セフレになろうって言ったの蓮だろ」という和真

「4月の東京は…」第5話（ネタバレ有）

時間は、蓮がフランス留学時代に戻り・・・

第5話のスタートは、八神視点でスタート

時系列は八神が高校時代

フランスのアートスクールに通う八神

フランスで一番大きいアートスクールである寄宿学校へと通う八神

世界中から留学生が集まる場所です

スクールで八神はひとりきりの日本人だったが、中等部に日本人が編入してきたと聞き、どんな子かな？って中等部に覗きに行く

そこにいたのが、蓮

だけど、クラスメイトたちに囲まれ話しかけられている蓮は下を向いて何も返事せず

八神は、そんな蓮に日本語で話しかける

蓮は八神に近づいてきて、「あの人たちに、フランス語がわからないって言って！」と言い、教室を出て行ってしまう

八神は、蓮の愛想のなさと、自分勝手さに呆れる

そして、フランス語ができない奴にここの高い授業料を払うなんて一体どういう親なんだ？って思ってる

公衆電話から電話をかける蓮

そして・・・

夜遊びをした帰りベンチでたばこを吸っている八神

目の前にある公衆電話から電話をかけている蓮の姿に気づく

「こんな時間に？」と蓮に話しかける八神

けど、蓮は、八神に話しかけられ、返事をすることなく走り去っていこうとする

八神は、蓮に向かって「いい加減にしろよ。ほっといてほしいなら適当にあわせろ。甘えんな。」と声をかける

けど、蓮は返事をせずにそのまま帰っていく

八神は「二度と話しかけるか！」って思うんだけど

蓮がなにか事情を背負っていることに気づく八神

ある日、学校に来ると、駅で蓮らしき男の子が不良に絡まれていると友達から聞く

八神は、「めんどくせーなー」って思うけど、駅前まで蓮を探しに行っちゃう

蓮は噴水のところにいて、顔になぐられた跡が・・・

八神が心配して手を差し伸べるんだけど、蓮は「触るな！」と一喝

キレる八神

「目的がないならさっさと日本へ帰れ！」と怒鳴る

蓮は目をそらし「そうだな」って答える

八神は、腹をたたせたまま学校へ戻るんだけど、今度は、蓮を殴った連中が蓮の腕を折ったって話を聞き

今度は、蓮のいる寮へと走る

寮にいる蓮は、八神の姿に驚く

八神が蓮の腕をグイッと見ると、青く膨れ上がった腕の根元部分に自傷行為の跡がくっきりとあって・・・

八神は、蓮を病院へ連れて行こうとするけど、「病院」に行くのをおびえる蓮

そして、蓮はその場で意識を失う

倒れた蓮を病院につれていき手当てをうけさせた八神

意識が戻った蓮に「自分の時間をそんな風に無駄にするな。人生は一度きりだ。やりたいこととかないのか？」っていう

和真の無事を知り涙を流す蓮

蓮は「電話がしたい」と答える

蓮について公衆電話へとついていく八神

公衆電話で電話をかけた蓮

でも、「おかけになった電話は現在使われていません」というアナウンスが流れ・・・

蓮はショックでクラリとふらつく

 

 

蓮は、クラスメイトだった同級生のところに国際電話をかける

友達から、「和真はアメリカに帰った」と聞く蓮

蓮は、和真の意識が戻ったんだ。と涙を流す

和真が生きていた。それだけで十分だと思う蓮

蓮は、家族から「二度と日本に戻ってくるな」と言われている

けど・・・

いつか日本に帰るため、フランスでがんばることにするのです

ハル「4月の東京は…」2巻　ネタバレ感想イアハーツにて連載中のハル先生の「4月の東京は…」の連載を追いかけています。ネタバレ有りです...