「キリング・ストーキング」の3巻の紹介記事です
暴力と監禁!
流血描写に背中がぞわぞわさせられつつ、監禁下で変化していく犯人と被害者の心理描写がむちゃくちゃ面白い作品です
こちらの記事にはネタバレがあります。ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
「キリング・ストーキング」第3巻(ネタバレ有)
外に出れたウジン!逃げることができるのか?
サンウが出かけている隙に逃げようと、服を着替えようとするウジン
足が動かないので床を這って洗濯機へ向かう
乾燥機の中を開けるウジン
乾燥機から出てきたのは、血まみれの遺体の山!
驚いて尻もちをつくウジン
逃げようと床を這って玄関へと向かう
けど、いざ玄関を開けようとすると、自分に帰る場所があるのか・・・と動けなくなる
サンウに恋に落ちた時のこと、監禁されながらもやさしかったサンウを思い出すと、ここにこのままいてもいいのでは?という気持ちが湧いてくるウジン
けれど、迷いに迷い、玄関の扉を開ける
久しぶりに見る夕焼けに一瞬安心するウジン
だけど、同時に目に入ってくるのがサンウの背中だった
裏切られたと怖い顔をするサンウ
ウジンは、はいつくばって「好きです!許してください!」と許しを請う
さっきまで晴れていた空がいきなり曇り雨が降り出す
土砂降りに振り出した雨に、ウジンはいきなり「帰る!」と叫び、動かない足をひきずって前に進み、大きな声で「助けてください!」と大声を出す
大きな声で叫ぶウジンを愉快そうに見ているサンウ
しかし、ウジンがどんなに大きな声で助けを呼んでも誰も出てこない
力つきてぐったりするウジンに「もう満足したか?」と抱き上げるサンウ
ウジンは、サンウの腕の中で抵抗をする
サンウを近くに会った自分の車のボンネットにウジンを放り投げ、そこで、ウジンのことを殴り始める
サンウに殴られてぐったりとなるウジン
ここら辺は、治安が悪くて幽霊通りと呼ばれる場所だ・・・だから、おまえの声は誰にも届かない・・・と言って、ぐったりするウジンを抱いて家の中へ入る
罰を与えられるウジン
ウジンを地下室に運ぶサンウ
刃物をふたつ用意し、どっちがいい?と聞く
殺される!と思ったウジンは、服を脱ぎ、裸になってサンウに体をくっつけ「もっと別のことをしましょう」とサンウのことを誘う
サンウは、そんなウジンに「上を見ろ」というのです
ウジンが上を見ると、滑車が取り付けてある
サンウは、わざわざお前のために作ったんだ。といい
ウジンの首に縄をと巻き、滑車につなぎ、思いきり縄を引き下ろす
ウジンは首を吊り上げられる状態になる
首を絞めあげられ窒息しそうなウジンは顔を醜くゆがむ
そして、サンウの名前を呼び続けるのです
必死にサンウのことを呼ぶウジンを見たサンウは、ウジンの首がこれ以上締まらないよう足を持ち上げ、そのまま自慰をしだす
自分の精を解き放ったサンウはウジンのことを荒々しく降ろす
ウジンは「なにがしたいの?こんなの度がすぎるよ・・・望むことがあるならはっきり言ってよ」と泣き出す
それを聞いたサンウは、たらいに水をためウジンの前に差し出し、その水の中にウジンの顔を突っ込む
ウジンの言葉にイライラしているサンウは、「望んでいるものなんてねえよ!」と、「お前みたいに聞き分けのないバカにはいつもこうしてきた!」とウジンの首にナイフを当て、ウジンの首を切るのです
カードゲームで「命」をかけよう
ウジンは首の皮一枚切られたような状態なのか、首にも包帯をグルグルにまいて地下室でぐったりと横になっている
そして、サンウは、ウジンが地下室でひとりなのが寂しいだろうと、バーで会ったおっさんをひっかけ拉致し、地下室に連れてくるのです
ウジンの前に、無理やり連れてこられらおっさんは、両手をテープでぐるぐる巻きにされ、下着一枚姿でグズグズ泣いている
家に嫁と娘がいるんだ・・・帰してくれと泣くおっさんに、ウジンと仲良くしろというサンウ
そして、いきなり仲良くしろって言うのは難しいか・・・とふたりでカードゲームをしろ。と命令する
何か賭けないと面白くないな・・・と「命」を賭けようと笑うサンウ
ウジンとサンウにカードを渡し、ババ抜きをするよう言うのです
死にたくない!と自分の手持ち札が有利になるよう必死にゲームを進めるウジン
緊迫する空気の中、ゲームはウジンの勝ちで終わる
安心する顔をするウジン
だけど、サンウは、そんなウジンに「練習は終わりだ。じゃあ、本番を始めよう」という
ウジンの顔が青くなって、「僕が勝った」と口をパクパクさせる
サンウに顔は怖くなり「練習だって言ってるだろ」という
ウジンは、おっさんともう一度ババ抜きをしだすが、今回は手持ちのカードがあまりよくない
絶望しながらも、次も勝てると自分に言い聞かせるウジン
けれど、どんどん勝負の分は悪くなっていく
そんな時、オッサンの後ろにいるサンウが、意味ありげに右手をひろげ、左手の指で、拡げた右手を一本ゆび指す
最初はサンウがなにをしているのかわからなかったウジンだけど、そのサンウのサインは、おっさんの手持ちのカードをウジンに教えてくれるものだった
サンウが自分のことを助けようとしてくれてる!と気持ちが高揚するウジン
自分は、このおっさんとは違う。サンウにとって特別な存在なんだと思うウジン
そして、オッサンの持っているカードが残り二枚となり、どっちを取るかでウジンの運命が分かれることになる
ウジンはサンウのサインを信じて、おっさんのカードを取る
ウジンの取ったカードはジョーカーだった
あーーー!!!怖い怖い怖い!!!
ウジンが玄関の扉を開けたときのサンウの絶望がやばいです!
必死に叫ぶウジンのことを楽しそうに見ている顔とかも怖すぎです!!!
もう!とにかく!サイコパスのサンウが怖すぎる!!!
ウジンのことを、他の獲物と同じように思えない感情も湧いてきているみたいで、その気持ちにも困惑している部分がちらほら見えます
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