ストーカー監禁というかなりショッキングな内容で話題の「キリング・ストーキング」を読んでみました
あはは!
これはね・・・流血ものがダメな人は絶対にダメなBLだ~!
1巻の時点では、「LOVE」要素は不明だし?
わたしは、この殺されるか?逃げられるのか?というハラハラが面白かったですが
サイコホラー系がダメな人は、かなり心の準備をしてから読んだ方がいいです
記事を読んで、この怖さなら大丈夫!と思った方は、ぜひ、ストアの方でポチして本物の怖さを味わってほしいと思います
こちらの記事にはネタバレがあります。ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
目次
「キリング・ストーキング」第1巻(ネタバレ有)
ストーキング行為でしのび入った好きな人の家には秘密があった
他人との距離感がわからず、対人関係を上手く構築できず、好きな子につきまとい嫌がられた過去があるウジン
「境界性パーソナリティ障害」と診断された彼が、大学1年の時に一目ぼれしたのがサンウという笑顔がとってもすてきで、優しいオーラを身にまとった同じ大学に通う男だった
サンウのことを陰ながら見守るだけの日々を送り、気持ちを募らせていくウジンは
ある日、サンウが女性と腕を組んで歩いているのを見て、サンウに対して諦めきれない気持ちを心の中で鬱々とさせる
その鬱々とした気持は、サンウの家の中に入ってみたい・・・という欲望につながり
サンウの留守を見計らって、玄関のカギの暗証番号をひとつひとつ試してくというストーキング行動を始めるのです
その日も、サンウの留守を見計らって、彼の家の玄関のカギを開けるために、考えられる暗証番号をひとつひとつ試していくウジン
試す暗証番号はあとふたつだ!となった時、警察官に声をかけられるウジン
警察官から「そこはサンウの家だが?」と声をかけられたウジンは、とっさに「親戚の者です」と嘘をつく
ウジンのことを疑いの目で見る警察
なにがなんでも、カギを開けて、家の中に入らなければ!と焦るウジン
震える手で残る暗証番号を押す
一度目は、「解除できません」という冷たい音が流れるが、たまたま指が滑って押した暗証番号で、カギが解除される
警察官に「では・・・」とあいさつをし、サンウの家に入るウジン
緊張で胸がどきどきしているウジン
そして、憧れのサンウの家に入って、サンウがいつもいる空間の空気を思いきり吸い込むのです
家の中に入り、サンウがいつも寝ている寝室に入り、サンウがいつも寝ているふとんに寝転がり、サンウの匂いを思いきり嗅いで、うっとりするウジン
けど・・・そこで変な物音がする
押し入れの中からする妙な物音に、押し入れをそっと開けるウジン
押し入れの中には地下室につながる扉があって、その地下扉を開けて地下室へと降りていくのです
そこで、ウジンが見たのは、手足を拘束され、目隠しをされ、猿ぐつわをハメられた裸の女性の姿
驚くウジン
震えながら女性のさるぐつわと目隠しを取ると
女性は涙を流して「助けて!」と叫ぶ
錯乱状態の女性はウジンに向かて「来ないで!イヤッ!!!」と叫び続け・・・・ウジンは、どうしよう・・・と困るのですが
女性の叫び声がひときわ大きく「アアッ!!!」となったとき
ウジンの後ろには、バットを振りかざすサンウの姿があるのです
命乞いをするウジン!逃げられる?
警察官から「親戚がきてたぞ」と聞いて、あわてて家に帰ってきたサンウ
ウジンは、サンウに肩をバットで殴られ、痛みに耐えながら、本能的に逃げだす
だけど、サンウは逃げるウジンの足を容赦なくバットで殴る
足を殴られたウジンは体勢を崩し、思いきり転ぶ
ウジンの心の中は、殺される恐怖でいっぱいで・・・
サンウに向かって、自分はサンウのことが好きで、迷惑をかけるつもりはない!と涙を流して命乞いをする
泣いているウジンをニヤリと見るサンウ
逃げたければどうぞ・・・と、背中を見せて階段を登り始めるサンウ
逃げられる?と一瞬期待するウジンも階段を登り始める
だけど、サンウは、階段を上ってきたウジンを突き落とし、「でも、両足が丈夫なままじゃだめだ」と言うのです
サンウの両親はなにものかに殺された?
シーンは、ウジンに声をかけた警察官ふたりへ
ひとりは40代くらい?
ベテランっぽい風貌の刑事のパクと、もうひとりは、メガネをかけた融通の利かない真面目な雰囲気のスンべという若い刑事です
パク刑事とサンウが知り合いみたいなので、スンべがどういう知り合いなのか?と聞いている
パク刑事がいうには、サンウの両親は、サンウが高校生の時に何者かに殺され、パクはその事件の担当をしたとのこと
その事件の犯人はいまだ捕まっておらず、パク刑事は、ひとり残されたサンウをかわいそうに思っている
けれど、スンべは、犯人が部外者じゃなく身内の犯行という可能性は?と聞く
サンウのことを可愛がっているパク刑事は、スンべの言葉に不快感をもち、「トラブルは勘弁してくれ」と取り合わない
足を折られたウジン
地下室に落とさたショックで気絶したウジン
目を覚ますと、目の前には、さっきまで叫んでいた裸の女性の無残な死体があって、びっくりして体をのけぞらせる
そこで走る足の痛み
ウジンの足は、折れたのか?と思うほど大きく膨れ上がっていた
そのウジンを見たサンウが「女性の顔を見てそんな驚くなんて失礼だよ」と話す
死んだ女性の胸をぐっとつかみ、この女性がどんなにくそビッチな女だったかを話すサンウ
そして、ウジンの方を見て、「本当はあんたを殺すはずだったけど、俺は、親父を殺してからは男は殺さない主義なんだ」と言う
レトルトのおかゆを開け、スプーンを使いウジンに食べされようとするサンウ
ウジンの手は鎖でつながれていて、サンウが口に運んだおかゆがウジンの口からだらしなくこぼれる
それを見たサンウが怖い顔で「このおかゆはな~アワビ入りの高級かゆなんだぞ!それをこぼしやがって!」と怒り出す
そして、おかゆをウジンの顔にぶちかけ、「これを味わえるのは俺がお前を生かしたからだ。感謝しろよ」と言うのです
ウジンは、サンウの機嫌を損ねないよう「うれしいです」と言うことしかできない
冷たい目でウジンを見るサンウは、「なんで俺に惚れやがった?」とウジンに口づけする
ウジンは、サンウに突然キスをされて驚くんだけど
おかゆで汚れている自分なんかにキスをしてくれた!うれしい!サンウのことが好きだ!!!って思っちゃうのです
サンウに近寄りたくて痛む足を動かすウジン
それを見たサンウは「あれ?まだ足が動くんだ」と怖い顔になる
「動くなら動くって言ってくれなじゃ・・・わからないだろ」というサンウ
サンウの様子にウジンの心はキュッと縮む
そして、ウジンの悪い予想を裏切ることなく、サンウは、ウジンの足にハンマーを振り下ろすのです
ウジンの叫び声が地下室に響く
母親に愛された記憶
シーンは、1週間後に移る
ウジンは、パンツ一枚状態で地下室に監禁されたまま
細かったウジンの体は一層、細くなり、皮と骨だけのような状態で、足が痛いのか呻いてる
ウジンの呻き声にイライラしたサンウが「大げさだな」と声をかけると、ウジンは恐怖で失禁する
サンウはめんどくさそうな顔をし、ウジンを風呂へと連れていく
シャワーをかけ、「自分で洗え」とシャンプーをかける
そして、女性もののスカートを持ってきてそれをウジンに着せる
サンウに抱きかかえられ浴室から出ると、玄関ドアが見えたウジン
じっと玄関ドアを見てしまう
それを見たサンウは、階段の端を超えたら首を切ると言うのです
おびえた顔をするウジン
サンウはウジンに笑うように命令するのです
笑うウジン
サンウは「いい子だ・・・お前は俺の言うとおりにしてけばいい」とウジンの頬を手で包み込む
この時、サンウの頭に浮かぶのは、母親が料理をしているやさしい姿で・・・
ウジンの手を自分の頬に持っていき、母親に愛された思い出を思い出すサンウ
ふと、キッチンに目を向けて、ウジンに料理をしてみるようにいうのです
立てないウジンを椅子に座らせ包丁を持たせるサンウ
ウジンの手は包丁を持ちながら震えてて・・・
ストーキングした相手がサイコ野郎だったという・・・
すごく間抜けな話ですよね~!笑!
まあ!とにかく描き方が上手くって!!
読んでいるこっちはハラハラしっぱなし!
サンウがとにかく怖い!!
一瞬、助かるかな?と安心させる言葉を吐きつつ
虫をたたくような顔でウジンの足にハンマーを振り下ろすからね!
この線を越えたらウジンの首を切るっていうシーンも
「切るぞ」って言い方じゃなくて
「ピンピンに張った皮にゆっくりと強弱をつけず一定の速さでビーーーーーッ」って言い方をする
もう!怖い怖い怖い!!!!
心理的にじわじわくる怖さが面白いです
ウジンは無事に助かることができるのか?
それとも、ストックホルム症候群みたいな展開になるのか?
期待ですね!
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