あらすじに「重厚ダークファンタジーBL」とあって、恐る恐る読んでみました
いや・・・主人公の男の子がマジでやばい!
上手く喋れないうえに愚鈍・・・かなり目が病んでるよ~・・・
でも、この薄気味悪い男が表紙のイケメンなんですよね・・・
どこから大きく変化するターンがくるのか?
「これは!面白くなるんじゃないの?」という期待が沸き上がりました!
連載を追いかけたいと思います
目次
「メデューサの息子」 第1話(ネタバレ有)
舞台は、欧州の辺境地の駐屯地!
19世紀、欧州の北国にある小国のエトルリア
その辺境にある駐屯地に、金髪で見目麗しいジュリアスという男がいる
ジュリアスは貴族だが、何か事情があって、この駐屯地に配属されたようで、一緒に狩りをする男から同情されている
獲物をしとめ、一緒に隊へ戻るジュリアス
隊に戻ると、娼婦の女が叫び声をあげながらジュリアスに助けを求めてきた
一体なにごとか?と思うジュリアス
女の後をシャツ一枚だけ羽織り、口元をよだれでよごしただらしない男が追いかけてくる
男に向かって「来ないで!」と叫ぶ娼婦
ジュリアスは、追いかけてきた男を容赦なく殴りつけ、仲間に女性を休憩室に運ぶように命令するのです
ジュリアスはだらしない恰好をした男を「ロベール・バロ・アイギス!」と呼び、「ここに女を連れ込んではいけないと何度言えばわかる!」と叱責する
ロベール(以後、ロビン)と呼ばれた男は、ジュリアスに怒られて、子供みたいに大声で泣き出す
ジュリアスは、ロビンのはだけたシャツのボタンを留めながら「君はここの隊士長という立場だぞ・・・他の隊士たちの見本にならなきゃならないのに・・・」というのです
ロビンは、古くから続く名家の跡取り息子で、この駐屯地は、彼のために彼の家が用意したような場所なのです
なのに、ロビンの様子はまるで頭の悪い子みたいな感じ・・・
出来の悪いロビンの面倒に、ジュリアスもほとほと参っている様子
あの家にはロビンの上に兄がふたりもいるはずなのに・・・
なぜ?彼のような問題のある人間を跡取りにしたのか?さっぱりわからない?と頭を抱えている
そんなジュリアスを見上げて、泣きながら「僕のこと嫌いになった?」と聞くロビン
ジュリアスは、ロビンの額にキスをし「なってないよ。君はわたしの大切な友人だ」と答えるのです
ロビンは異端性愛者
山を下り街へ行くジュリアス
先日、助けた娼婦が声をかけてくる
ハートを飛ばしてかけよってくる娼婦
そして、娼婦はジュリアスに「いいことを教えてあげようか」と楽しそうな顔で言う
ロビンは、隊に持ち帰るのはいつも女だけど、街ではあなたみたいな金髪の男ばかりを買ってるのよ・・・という娼婦
「彼は異端性愛者よ」という
ジュリアスは驚くが、すぐに平然な顔に戻る
ふふんって顔をしている娼婦に、ジュリアスは、「脅しならのらないぞ」と冷たい
娼婦は、下を向いて「わたしはあなたを心配しているのよ・・・」と言う
ジュリアスは、娼婦に金貨を与え「ロビンのことを面白半分に言いふらすのはやめてくれ」と言うのです
ジュリアスが故郷に帰ると聞いたロビンは
そのころ・・・隊で、昼食をとっているロビン
ロビンの後ろにいる他の隊士たちが、ロビンに声をかけるが、ロビンは「ふっ・・・へへへ・・・」と不気味な笑いしかしない
薄気味悪いロビンに、隊士たちも「気味の悪いやつだ」とゾッとしている
そして、隊士たちの話題は、ジュリアスの話になる
ジュリアスが次の祝日に故郷に帰るという話しだす隊士たち
次の祝日は、聖ディアーナの祭日で恋人に永遠の愛を誓う日だ・・・・大方、どこぞの乙女の告白を受けに帰るんだろ。と話している
「結婚するのか?」「じゃあ軍もやめるとか・・・」と話している隊士たちの頭にスープをかけるロビン
スープをかけられた隊士は立ち上がりロビンの胸倉をつかみ「てっめぇ!」と怒り出す
だけど、ロビンは、薄気味悪く笑っているだけで・・・
夜、ロビンの部屋
街から帰ってきたジュリアスが、ロビンの手を握りながら「頭からスープをかけたって・・・なぜそんなことをしたんだ?」と聞いている
ロビンの目は、薄気味悪くジュリアスのことをじっと見てる
見られているジュリアスも、このロビンの薄気味悪い目を「恐ろしい・・・」と思っている
そして、ロビンがようやく言った言葉は「ジュリアス・・・今度、い、家に・・・帰るって・・・」
ジュリアスは、家に帰ることをまだ言ってなかったか?と、2~3日の間、帰ることをロビンに報告する
ロビンは、必死で「帰ったら嫌だ!」とジュリアスに言う
困るジュリアス
「め・・命令だ!」と言うロビン
ジュリアスは、興奮しているロビンに「少し落ち着こう・・・今日は、もう休みなさい」と言う
ロビンに背中を向けるジュリアス
ロビンは、ジュリアスの頭を思いきり両手こぶしでなぐるのです
衝撃で気を失うジュリアス
再び目を覚ますと、両手を縄でしばられ天井からつらされているジュリアス
周りを見ると、そこは肉の加工室
周りには、今、解体中の動物の生々しい肉の破片が散らばっている
ジュリアスの目の前にはロビンがいる
ジュリアスは「この縄をほどいてくれ」とロビンにいうが・・・
ロビンは、燃え盛る炎の中から焼き鏝を取り出し、それをジュリアスにグッと近づけ「君は僕の奴隷になればいいんだ」と言うのです
こ・・・こえーーー!!!
まじでコワイ!!!
なにが怖いって・・・ロビンの目ですよ!目!!!
みんな「気味悪い」って言っていますが、本当、なにを考えているかわからない不気味さがあります!
で、ロビンのジュリアスへの執着はしっかり伝わってくる!
でもでも!ジュリアス本人は愚鈍で薄気味悪いロビンをまるで厄介者のように心の中で思っているのよね~!
どうも、子供の頃からロビンの面倒をジュリアスが見てきたみたいだけど・・・
これは、家同士の関係とかでかな?
あと、ロビンの舌がスプリットタンになっているのも気になります・・・・
まさか・・・タイトルそのままの意味じゃないよね?
こんなやばい執着男に惚れられてしまったジュリアス!
どうなっちゃうの!?
「メデューサの息子」 第2話(ネタバレ有)
家を助けるため、ロビンの友人になったジュリアス
シーンは幼いジュリアスがロビンの家へと連れていかれる過去へ
金髪で可愛い容姿をしたジュリアス
ジュリアスはアイギス家の息子・ロビンの友達になるために馬車に乗っている
アイギス家の息子さんの友達になれるのかな?と不安なジュリアス
すると、遠くから大きな子供の泣き声がする
馬車を止めて、その声のする方へ行くジュリアス
泣き声の主は裸で木に括り付けられていた
「助けてあげないと!」と泣いている子供にかけよるジュリアス
子供は、突然現れたジュリアスに警戒し、ジュリアスの手に思いきり噛みつく
ジュリアスを威嚇する男の子
でも、ジュリアスは、そんな男の子に「怖がらないで・・・君を助けたいんだ」と優しく声をかける
そして「怖くないよ」と男の子のおでこにキスをする
おとなしくなる男の子
ジュリアスの後ろから、ジュリアスと一緒に馬車に乗っていた男性が現れて、その男の子が、ジュリアスが友達になってもらうアイギス家のロビン様です。と言うのです
ロビンと一緒にアイギス家へ到着するジュリアス
当主であるオルランドにあいさつに行くが、オルランドは、ジュリアスのあいさつを無視して、いきなりロビンの髪を乱暴に引っ張り上げて、「いつ、罰から逃れていいと言った!」と怒鳴る
ジュリアスは、自分が解放したんです!と言って、ロビンをかばう
オルランドは、ジュリアスの勇敢さを褒め、君ならロビンを変えることができるといい、ロビンを打つように命じる
驚くジュリアス
それが、悪魔の子供の友人となる君の役目だ!というオルランド
オルランドに、ぶたなければロビンの目をつぶす!と言われたジュリアスは、震えながら、ロビンを叩く
この家の人はおかしい!と思った幼いジュリアス
シーンは、ロビンに焼き鏝をつきつけられるジュリアスに移ります(←1話のラストの部分です)
「どこに印をつければいい?」と聞くロビン
ジュリアスは、それは商品の肉に押すものであって、人間に押すものじゃない!とロビンに言う
でも、ロビンは、だって痕をつけないと、ジュリアスは、僕の奴隷にならない!と言い返す
どこに押すのか選べ!というロビンに、ジュリアスは、「押したら嫌いになるぞ」という
そして、焼き鏝を押すなら見えない場所・・・尻につけろ。と言うジュリアス
ロビンの服の裾をまくり、ジュリアスのお尻を見るロビン
白くて触り心地のよさそうなお尻に赤くなる
はわわわ・・・と赤くなるロビンだが、そのまま焼き鏝を押し付けようとする
しかし寸前に、ジュリアスの「嫌いになるぞ」という言葉が頭の中でフラッシュバック
突然、唸り声をあげて頭を抱える
焼き鏝はロビンの手から落ちる
そして、今度は、大声で笑い出して!
そして「意気地なしめ・・・」と言って部屋を出て行くロビン
ジュリアスは、ロビンの情緒不安定な様子に「一体、なんなんだ?」とむちゃくちゃ困惑している
焼き鏝を押されずに済み安心するものの、ロビンの様子がおかしいと気にしている
自力で縄をほどこうとするジュリアス
すると、ロビンが部屋に戻ってくる
ジュリアスは、ロビンに縄をほどくように言うが、ロビンはジュリアスにキスをしてきて!
ジュリアスの顔は真っ青に!
すると、ロビンが「あの下品で自堕落で卑しい男・・・あんな奴でも君に嫌われるのだけは耐えられないらしい」と言う
ロビン自身のことを、まるで他人の話のように話すロビン
ジュリアスは、ロビンの様子に、目の前にいるロビンが、ロビンであって、ロビンじゃない・・・?と困惑しはじめる
「意気地なしめ・・・」ってセリフで、ロビンがロビン自身に放った言葉で、ここで、ロビンの中に、別の人格?らしきものがあることがわかります
表紙のロビンは、すごいやさしそうなナイスガイっぽいんですよね・・・
本当のロビンは、やさしい人格者ってことなんでしょうか?
で、なにか禍々しい化け物に支配されている?
「メデューサの息子」 第3話(ネタバレ有)
ロビンであってロビンじゃない!
ロビンの手が意味ありげにジュリアスに触れて
イヤな予感がしたジュリアスはロビンに自分から離れるよう言う
ジュリアスから離れるロビン
そこには、いつものおどおどしたロビンはいない
そして、「彼は、君のお人よしなところを利用し、泣いて甘えて、気を引いてきた」と話し出すロビン
ジュリアスは、目の前にロビンに向かて「貴様・・・ロビンじゃないな」という
ロビンは、自分はロビンだと答えて、ジュリアスの服をナイフで切り裂く
足を使ってロビンを蹴るジュリアス
ロビンは蹴られた腹を痛そうに手で押さえるが、「僕には君しかいないんだ」とジュリアスのことを見る
ロビンの目が不気味に光り、その目を見たとたん、身動きがとれなくなるジュリアス
なにが起こってるんだ!?と、必死に動こうとするジュリアスだが・・・声も出ない!
動けないくなったジュリアスのことを抱きしめるロビン
ロビンに無理やり犯されるジュリアス
「僕から逃げないで」と言うロビン
ジュリアスは獣が解体されるテーブルの上へと運ばれる
声もだせず、ロビンにされるがままになるジュリアス
ロビンはジュリアスの露になった肌に触れ、キスをし、ジュリアスの髪をくくるリボンをナイフで切る
ジュリアスの髪の中に手を入れるロビン
すると髪の中から薬草が出てくる
その薬草をジュリアスに見せて、「これは“魔除け”だよ」というロビン
弟思いの君のお姉さんが、君につけた陳腐な術だといって、薬草を燃やす
そして、今度は、興奮する薬草が入っている軟膏を取り出し、ジュリアスの秘部に塗る
ジュリアスは、なんとか動こうと必死になっているが、身体は動かない
「これは儀式だ・・・」というロビン
ロビンの熱いブツがジュリアスに挿入される
ジュリアスは頭の中では「よせ!」「やめろ!」と叫んでいる
子供の頃から知っているロビン
わがままで癇癪もちで、どうしようもない男だったけれど、裏切るようなことだけはしなかったのに・・・・
俺だけは、君の友人でいたいと思っていたのに・・・と、悔しさで胸をいっぱいにさせる
何度も犯され続けるジュリアス
そこに、ジュリアスの友人の男が入ってきて・・・
裸で抱き合っている2人を見て驚く友人!
そして・・・・
幼いジュリアスと姉がお話するシーンが入る
アイギス家へあいさつへ行ったジュリアスが体調不良で寝込んでいると、姉のアスタロッテが見舞いに来る
熱で苦しむジュリアスを見たアスタロッタは「あなた・・・蛇に睨まれあわね・・・・姉さんが、蛇除けのおまじないをしえあげるわ」と幼いジュリアスに言っている
ジュリアスの友人が肉の加工場へ行く時、大きなメドゥーサの像が見えます
この国では、メドゥーサの存在が信じられているのかな?
で、ロビンは、メドゥーサに乗っ取られている?
ロビンが荒々しくジュリアスを抱くシーンは、けっこう、痛々しい・・・
ジュリアスは、心の中では、何度も「やめろ」と言っているのに、薬草のせいで、何度も達しちゃってるし・・・
目撃されたことで、次は、どんな展開がくるのか?
先の展開が気になります
「メデューサの息子」 第4話(ネタバレ有)
眠るジュリアスの元にロビンがやってきて
助けられたジュリアス
柔らかいベッドで介抱を受けている
ジュリアスを助けた友人(←名前はデュガ)は、ロビンは、自室謹慎処分にしたと話す
そして、あったことは忘れた方がいい。とジュリアスを励ます
しかし、ロビンに受けた暴力はジュリアスを精神的に苦しめる
安心して眠ることもできないジュリアス
そんなジュリアスにロビンが会いにやってくる
自室謹慎中のロビンの登場に驚くジュリアス
「出て行け・・・君の顔なんて見たくない」と背中を向けるが
ロビンは「君の家がなくてってもいいの?」と脅し文句を言う
ジュリアスは、ロビンの方が、自分との友情を裏切ったんじゃないか!と文句を言う
思わずロビンの目を見てしまうジュリアス
ロビンの目は怪しく光って・・・・またもや、動けなくなる
動けなくなったジュリアスを抱える格好になり「友達がダメなら、恋人になろう」というロビン
ロビンにキスをされたジュリアス
ロビンの八重歯二本がとがっているのに気づき、「吸血鬼?」と声を出す
吸血鬼に疑われたロビンは、椅子に腰かけ「少し、昔話をしよう」と話し出す
メドゥーサの血を受け継ぐ者
神話の時代・・・ゴルゴーン三姉妹の中で、最も強烈な魔力を持った「メドゥーサ」の話をしだすロビン
視た人間を石へと変える強烈な魔力を持っていたメドゥーサ
英雄ペルセウスによって首をはねられたが、メドゥーサの魔力は強く、別の魔を生み出す
その魔は、メドゥーサの血を脈々と受け継ぎ子孫を残した
女の子に生まれれば、視たものを石へと変えられるメドゥーサの力が受け継がれた
そして、その力を宿した子供は、とてつもない魅力を持ち、一時期は、人々の信仰の対象ともなった時代もあった
だけど、新しい信仰が生まれたり、大飢饉が訪れたりして、メドゥーサの血を引くものは、魔女狩りの対象となった
自分を守るため、メドゥーサは、自分の子孫に女の子が生まれない秘術を使う
一族には男しか生まれなくなり、こうして、メドゥーサの血は、どんどん薄れていった
「そして、僕の父の代で、力は全くでなくなった」と話すロビン
ロビンは、自分の生まれたアイギス家がメドゥーサの血を継ぐ一族だと話す
父には、力は出なかったが、子供のロビンには、視た人間の動きを封じるくらいの力を持っていた
ここでロビンの様子が変わる
迫害され、人々に憎まれる対象となったメドゥーサの無念さを、まるで自分自身が経験したことのように悔しそうに語りだすロビン
悔しい・・・寂しい・・・と泣くロビン
そして、突然、黙ったと思うと
次には、うるうるした目でジュリアスを見る
その目は、以前のロビンの目だった
ジュリアスに甘えるように「恋人になってくれるって本当?」と聞くロビン
ジュリアスは「はあ?バカなことを」というが
「バカなことじゃない!約束した!」と癇癪を起すロビン
うえっうえっと泣きながら、ジュリアスに恋人ができるまえに僕のものにしなきゃ!と泣くロビン
ジュリアスは、恋人ができる予定などないので、ロビンが何を言っているのか全く意味がわからず「部屋を出て行ってくれ」という
すると、以前のロビンのように、うわーーーーーんって大声で泣き出して、すごすごと部屋を出て行く
頭の中の整理がつかないジュリアスは、かなり参っている
なるほど・・・
ロビン自身が、メドゥーサの末裔だったってことですね
ロビンの目を視て、動けなくなったのは、メドゥーサの血を引いているからなんだなっと納得!
しかし、ロビンの意識が、コロコロ、別人格者になるのが気になります
最後の、子供みたいなロビンは、むちゃくちゃかわいいんですが・・・
(癇癪もちなので、やっかいな存在でもあるんですが・・・)
いろんな情報をいきなり告白されて、まいったって感じのジュリアス
わかる・・・読んでいる私も、パンクしそう!
「メデューサの息子」 第5話(ネタバレ有)
読みましたら、こちらに追記する予定です