「ルチル 2019年01月号」より、雁須磨子先生の新作がスタートしています
面白かったので、連載を追いかけたいと思います
目次
雁須磨子「どう考えても死んでいる」の紹介
雁須磨子先生の新作は、主人公がいきなり死んでいると言う展開!
死んだ人間相手がどう恋を展開していくのか?
まったく予測がつかないお話となっています
「どう考えても死んでいる」第一話(ネタバレ有)
しょっぱなから死んでいる主人公
お葬式のシーンからスタート
そのお葬式で大声で悲しむ男の姿があります
魂だけがさまよう描写が入る
お葬式で死後の世界に旅立つ魂と思われますが、自分の名前を呼ぶ声に、魂は人の形となり、人々が行き交う往来にいきなり放り出されたように呆然と座っている
男は透けている自分の体に驚き、自分を呼ぶ声で、自分の名前が「シンタロー」と思い出す
「え?俺死んだの?」「行かなきゃ!ってどこに!?」
一瞬パニックになりますが、自分を呼ぶ声の方へとまっすぐに向かう
まっすぐ向かった先にいたのは、シンタローの恋人の翼がいる
眼帯をしている翼を見て、涙があふれるシンタローだが・・・
翼の横にはサングラスをかけた怪しげな男がいて
「来ました!今、窓のところに・・・はい!呼んで!!!!」
どうも・・・霊媒師(?)のようで、翼は、霊媒師の「呼んで」の一言に、「シンタロー」の名前を何度も叫ぶのです
シンタローは窓越しにそれを見ているんだけど、霊媒師は、シンタローの魂が自分の中に入りました!などと言い出す
それを、「なにぃぃぃぃ~!!」と窓越しに見ているシンタロー
なのに、翼は霊媒師に抱きつき「シンタロー」の名前を何度も呼ぶ
窓の外から「シンタローは俺だよ!」と思って真っ青になっているシンタロー
翼は「ほんとうにシンタローなのか?」と聞く
すると・・・その怪しげな霊媒師、シンタローの誕生日・家族構成・ふたりでよく行ったデート先・・・セックスの頻度まで言っちゃう
すっかり、あやしげな霊媒師の中に「シンタローの魂」があると信じた翼
涙を流し、霊媒師にキスをしようとする
それを見ていたシンタローは力いっぱい「いやだ!!!!」と叫ぶ
すると、窓ガラスが割れ・・・・・
それに驚いた翼
そこで次回に続いています
主人公がいきなり死んでいます!!笑!!
怪しげな霊媒師が、ふたりのセックスの頻度まで知っているのがなんども不思議です
もしかして、主人公が生きていた頃から、ふたりのことをよく知っていた人物なのかも!!
翼はすっかり信じて泣いちゃってるし!!
今後の展開がとても楽しみな作品です
「どう考えても死んでいる」第2話(ネタバレ有)
怪しい霊媒師。晋太郎の姿が見えている?慌てて帰っていくが?
割れた窓に驚く翼
一瞬晋太郎の方を見たかのように思えたが・・・
霊媒師に向かって「なにこれ?おまえがやったの?晋太郎」と聞いちゃう
霊媒師はかなりとまどうんだけど・・・・
「(キスに)興奮しちゃって・・・」と言い訳する
霊媒師の言葉を晋太郎の言葉と思っている翼は照れる
霊媒師に向かってかわいい照れ顔を見せる翼に、これ以上、霊媒師に近づけてはいけないとふたりの間にぐいーーー!!っと入る晋太郎
霊媒師をにらみつける
すると・・・
霊媒師はいきなり「頭が痛い!」とうなりだし・・・・
「はっ!!これは一体?」と、窓が割れてガラスが飛び散っている部屋に驚く
翼は「晋太郎は?」と聞く
霊媒師は「じゃあ、僕にのりうつった彼の霊が・・・これを?」という
霊媒師の猿芝居に霊となった晋太郎はあきれ顔
霊媒師は「彼(晋太郎)は、悪霊になっているのかもしれません・・・」と言い出す
「亡くなって1年以上もたっていて、その間になにか悪いものを取り込んでしまっている可能性がある」と言い出す霊媒師
自分が死んで一年以上たっている事実に驚く晋太郎
翼は必死に、「でも、さっき確かに・・・一瞬だけど・・・晋太郎が・・・晋太郎の声が聞こえた気がするんです」と訴える
霊媒師は、翼に「お守りです」といってお守りを渡す
そして、「次こそは当初の目的を果たしたいと思います。」といい代金をちゃっかりもらって帰っていく
翼は霊媒師が帰るともらったお守りをゴミ箱に捨てる
晋太郎は翼のそばにいたいんだけど・・・翼の姿が見えなくなり・・・真っ暗な世界へ・・・
あれれ?と思っていると、再び、翼がパーンッと見える
どうも翼が「晋太郎」の名前を呼ぶと、よく見えるみたい
「晋太郎に会いたい」といい涙を流す翼を見て、自分も翼に会われたい・・・と思う晋太郎
そして、眠る翼の横で添い寝するのです
晋太郎が再び目を開けたとき・・・・
日にちは3日もたっていて・・・・
えっとですね・・・
この怪しい霊媒師・・・・
晋太郎の姿が見えているっぽいです
そういう発言をしたり、挙動不審になったりしています
あやしい・・・・むちゃくちゃ、あやしい・・・・
霊の晋太郎もすごく不安定なんですよね
翼の姿が見えなくなったり・・・目覚めたら3日もたっていたり・・・
今後の展開の布石なのかな?
先の展開が楽しみです
「どう考えても死んでいる」第3話(ネタバレ有)
怪しい霊媒師が取り出したお払いグッズは・・・「ローション」?
同級生に霊が見える子がいるらしい。という話を友達としながら学校から帰る晋太郎
怖がらない晋太郎に「怖くないの?」と聞く友達
晋太郎は「死んだら焼かれて炭とか灰とか二酸化炭素になるだけだろ」と答える
友達が「じゃ、気持ちってどうなるんだろう?」と言うと・・・
「心は脳だろ。脳が停止したらそこまでじゃね?」と返事をする
そんな、高校時代の友達との会話を思い出しながら、自分の腕をまじまじと見る幽霊となった晋太郎
「どう考えても死んでる・・・」って思う
けど、どうしても「本当に?生霊とか・・・」と必死に「自分が幽霊じゃない」可能性を考える
翼は、晋太郎が生きていた頃と同じように、家に帰ってきたら
「ただいま。晋太郎」と言い
晋太郎がいるかのように、「今日の晩御飯はなー・・・」と話しかける
幽霊の晋太郎は、翼の会話に返事をするんだけど、翼にはもちろん聞こえていない
晋太郎のご飯も変わらず作る翼・・・
そして、霊媒師からもらった怪しげなお守りを大事にしている
晋太郎は、一目でいいから翼に会いたい。触りたい・・・という気持ちを大きくさせていく
そして・・・
来週になり、霊媒師がまたやってくる
霊媒師からみた翼が住むアパートは黒い空気に包まれている
霊媒師は、「用意をしてきた」とローションやら大人のおもちゃを出しはじめるのです
それを見て驚く晋太郎
霊媒師が「さっそく始めましょうか」といったところで次回に続くです
これ、ほんとに着地するの?とドキドキします
怪しい霊媒師は、本当に霊が見えるみたい
でも、お払いになぜローションが必要なのか?
すっごい謎?
晋太郎は本当に死んでいるのかな?
死んでしまった晋太郎に話しかける翼がかわいそうすぎです!
次回の展開も期待したいと思います
「どう考えても死んでいる」第4話(ネタバレ有)
怪しい霊媒師が取り出したお払いグッズは・・・「ローション」?
「さっそく始めましょうか」という霊媒師
神妙な顔をしている翼
横にはローションやら大人のおもちゃ
幽霊となった晋太郎は、翼がエセ霊媒師にだまされてエッチしちゃうと焦る
ギャーギャーさわぐ晋太郎と目がある霊媒師
晋太郎に腕に数珠をまく
すると晋太郎の体は重くなり動けなくなってしまう
そして、霊媒師は自分の中にさも晋太郎の霊が入ったかのようにふるまいます
晋太郎が自分の目の前にいると翼は胸がいっぱいになり霊媒師にキスをする
それを見ているしかない晋太郎
霊媒師は、「今日を最後に俺のことを忘れるんだぞ」という
晋太郎は、霊媒師が、翼が前に進めるように、翼の中にいる自分を成仏させようとしていることがわかる
わかるけど
「じゃあ、俺なんでここにいるの?なんのゴーモン!」となる
自分は幽霊だからなにもできない
我慢するしかない
と思う晋太郎だけど、理性と気持ちは真逆のようで
霊媒師の体に「これは俺じゃない」「インチキ」と文字を浮かび上がらせてしまいます
それを見た翼は、「つかまえた」と言って霊媒師のおでこに「封じのお札」をペタってはるのです
「どう考えても死んでいる」第5話(ネタバレ有)
目が覚めた時、幽霊じゃなくなっていた晋太郎
翼に「封じのお札」を貼られた霊媒師は動けなくなり
「まさか・・・あんたこれ・・・」と焦っている
翼は「黙ってろ」と縄を用意して霊媒師をぐるぐる巻きに!
そして、うれしそうな顔をして「晋太郎。聞こえる?もうすぐちゃんとお前に会える」という
翼は妙な念仏を唱えだし
晋太郎は眠くなってしまいます
そして、次に目を覚ました時
目の前に翼が見える
翼は誰かと電話をしている
「おっしゃっていたとおりに・・・うまくやれたと思います」と言っている翼
晋太郎が「つばさ」と声をかけると
その声に反応し、あわててかけよってくる翼
翼が晋太郎の手をぎゅっと握る感覚に驚く晋太郎
「え!声!?」
幽霊じゃなく実体がある感覚に驚くが、晋太郎の顔は、霊媒師の顔になっていた
でも、翼は、すごくうれしそうで
「おめでとう!!よみがえり!!」と霊媒師の姿になった晋太郎に思いきり抱き着く
そして、翼にあやしげな水を飲まされる晋太郎
さらに、翼は、晋太郎の腕に紐をまき、ぶつぶつとなにかを唱える
そして「これでもう大丈夫!」といって
えへへって感じで霊媒師姿になった晋太郎に抱き着く
一体、なにが起こったのかさっぱりわからない晋太郎は、なにが起こったのかを翼に聞こうとするんだけど
翼の具合が急に悪くなる
おかしな表情になる翼に驚く晋太郎だけど
翼は「ちょっと休むね」と横になるのです
晋太郎は霊媒師の体を乗っ取った?
ひとりになった晋太郎に、今度は、霊媒師の声が聞こえてくる
霊媒師によると
どうも、晋太郎は霊媒師の体をのっとちゃったみたい
霊媒師は、翼のしたことに、すごく怒ってるけど
でも、このままだとどのみち、翼も死ぬ!と物騒なことを言い出す
あせる晋太郎だけど
霊媒師も疲労困憊のようで「ちょっと寝る」といい出して
「2~3日、体を貸してやるから、好きなことしたら?」とどこかへいってしまう
どういう方向性で展開していくの?とハラハラしながら読んでいたんですけど
えええ!!!
こういう展開だったのね!!!と驚きました
翼は目の前に晋太郎(姿は変わったけど)が現れてすごくうれしそう!
でも、その後に見せた、具合の悪い顔が心配です
霊媒師も、翼が危ないって言っているし
大丈夫かな?
全体にコミカルな感じなので、悲劇的展開はないと思っているんですが・・・
今後の展開に期待です
「どう考えても死んでいる」第6話(ネタバレ有)
生きている間のことが思い出せない晋太郎
霊媒師の身体に入った晋太郎
翼は晋太郎が戻ってきたとごきげんでご飯を作ってくれる
それを食べる晋太郎
味がすることに感動をする
霊媒師が着ていた服しかない晋太郎に、翼は「こんなの似合わないよ」といい買い物へと連れていく
髪の毛も切っちゃえば?という翼
でも、晋太郎は、霊媒師が「髪の毛は切るな」と言ったのを思い出し、髪の毛はこのままでいい。と言うのです
髪の毛を切らないという晋太郎に翼はイライラしてる
そして・・・
ショッピングモールには家族連れたくさんいて、晋太郎は、ふと、自分の家族は?と考える
けれど、頭にもやがかかったような感じで、自分の家族のことが思い出せない
生きていた頃の記憶がないことに気づく晋太郎
わかるのは、今、隣にいる翼のことだけ・・・・
「どうして?」と不思議に思う
翼は、晋太郎の髪を切りたい?
夜・・・
ふとんが一式しかなくて、一緒に横になって眠るふたり
翼は、晋太郎の手をギュッと握ってニコッと笑う
晋太郎は「おまえ・・・俺がこいつに乗り移ったって信じてるのか?」と聞く
翼は「信じてるよ」と答える
晋太郎が、自分の傍にいることをずっとわかっていた。という翼の言葉にじーんってする晋太郎
そして、翼が「だから、早くなんとかしたいとって・・・」と意味深なことをいう
晋太郎は「なんとかって?」と聞くけど
翼は「ふふっ」て笑って教えてくれない
そして、「したい・・・しよう」と言う翼
晋太郎は、身体は霊媒師の身体のままだから、気にならないのか?と聞く
けれど、翼は「関係ないよ・・・ね」と晋太郎を誘ってきて・・・
晋太郎は、自分の身体じゃないけど、翼を抱けて「もう一度会えてよかった」と思うのです
そして・・・
目を覚ますと、横にはハサミを持った翼がいる
「わっ!」と飛び起きる晋太郎
直感的に翼が髪の毛を切ろうとしてた?と思う晋太郎
だけど、翼は「まさか!」とニコニコしてて・・・
翼は、晋太郎が戻ってきたことを本当に喜んでいるように見るけど
時々、顔が怖いんですよ~
晋太郎は、それに気づいていて、どこか不信感が募ってきているって感じ!
そもそも、生きていた時のことをおぼろげにしかわからないって・・・
どういうことなんでしょうか?
晋太郎(正しくは霊媒師の男)の髪の毛にこだわっている翼
謎がいっぱいです!
「どう考えても死んでいる」第7話(ネタバレ有)
不気味な翼!晋太郎は霊媒師と一緒に出掛けるが!
家族のこととか・・・生きていた頃のことを思い出せない晋太郎は、翼に「俺の家族ってどうしてるんだろう?」と聞く
翼は怖い顔になって「晋太郎のよみがえりを願いもしなかった人たちに会ってどうするの!」と怒り出す
翼の怒る姿に驚く晋太郎
翼は、ハッと我に返って「ごめん」という
晋太郎は、自分のよみがえりを強く強く願ったのは翼だから、今、自分はこうしていられるんだ・・・と思う
そして・・・
夜、シャワーを浴びていると、腕に霊媒師からのメッセージが浮き上がる
霊媒師から、「明日、なんでもいいから理由をつけて一人で外出しろ」と言われた晋太郎
翼になんていって出かけよう・・・と悩む晋太郎だけど
翌朝、翼は手紙を残して出かけてしまう
手紙には、出かける旨と、帰りは夜になること。そして、晋太郎の実家の住所が書かれてて、「たずねてもいいけど、帰ってきてね」と書いてあった
手紙と一緒に、家までの路線図やお金も置いてあって
それを見た晋太郎は「いい子なんだよな・・・ちょっと怖いけど・・・」と思うのです
そして!
形のない霊媒師の声が晋太郎の耳に聞こえて
一緒に出掛けます
晋太郎は「ここにも寄りたいんだけど」と、自分の家に行きたいことを霊媒師に言う
霊媒師は「行こう!」と答えてくれて
そして、最後は、翼が見知らぬ男性と会っているところで次回に続くとなっています
晋太郎が「いい子なんだよな」って思っているコマには、ちょっと違和感があったんですけど?
えっと・・・付き合っていた頃、どういう子かわかってなかったってこと?と思っちゃったんですが?
まさか・・・まさか・・・これ、晋太郎×翼が着地点じゃない?
うーーーん・・・深読みしすぎかな?
翼の不気味さが増してて、今後の展開が、なんとも気になります
「どう考えても死んでいる」第8話(ネタバレ有)
このままだと1年しか持たない!
自分の家に行く晋太郎
両親が家から出てくるが、姿を見てもなにも思い出せない
晋太郎は目の端に時々、黒いものがチラチラ見えるのが気になって霊媒師に聞く
霊媒師は、自分がいるからそこら辺の浮遊霊が見えてるんだろ。とサングラスをかけるように言う
晋太郎はびっくりするけど、そこに晋太郎を見かけた男性から「後(うしろ)さん」と声をかけられる
いきなり話しかけられてオロオロする晋太郎
霊媒師は、「変われ!」と晋太郎に呼びかけてくる
晋太郎は状況に追いつけず、意識は遠のいていく
遠くで、さっき声をかけてきた男と霊媒師があいさつをする声が聞こえる
再び目覚めると晋太郎は幽霊の状態に戻ってる
目の前には霊媒師の男
霊媒師の男は、後で体を貸してやるからな。と言ってくれる
晋太郎は、霊媒師のことを「やさしい!」と感激してる
晋太郎の意識が遠のいている間、霊媒師はいろいろ調べてくれてて
晋太郎が死んだのは、3年も前で、ほぼ成仏しかけてたため、この世のことをほとんど覚えてないことがわかったと話す
このまま成仏できなければ、君は、浮遊霊みたいな悪い気だまりみたいな存在になってしまうと話す霊媒師
そして、晋太郎の力はすごく強くて、まるで悪霊なみだと言い、翼は、そうとう強い呪術をつかったと思うと話す
でも、晋太郎の身体を俺の身体に入れたままだと、1年後には身体の方がダメになると言う霊媒師
晋太郎は霊媒師の話を聞いて焦るけど・・・
一方、翼は、謎の男に大金を渡してる
謎の男は「ローンでもよかったのに」と話す
「ローンだと払いきれないかもしれないから」と、まるで自分がこの呪術を使ったことであと1年しか生きれないかのように話す翼
翼は、この呪術を使うため、右目をダメにしたのかな?
謎の男が、翼の目を見て「かわいそうに・・・強い呪術だったからね」というシーンがあります
呪術を使ったことで命もあと1年らしいし・・・
すごい強い覚悟があって晋太郎を蘇らせたんですよね・・・
結末が見えなくて!ハラハラします
「どう考えても死んでいる」第9話(ネタバレ有)
読み次第、こちらに追記させていただきます