こんにちは!
「chara 2020年2月号」より文川じみ先生の新連載がスタートしています
文川じみ先生は安定して面白いですよねー
今回もほどよいキュンが期待できる予感が第一話から漂っています
では連載を追いかけたいと思います
目次
「ページをめくるその前に」第1話(ネタバレ有)
セフレ相手は自分のファンだった?!ドキドキな展開!
30歳の小説家のカジマ(「はざま伸」)
仕事がひと段落すると一晩だけの相手を出会い系で探し一夜限りの体の関係を楽しんできた
でも、ここ最近は、半年前に出会ったハタチの大学生のヒロで落ち着いている
エッチが終わると無駄なおしゃべりをすることなくドライに帰っていくヒロとの関係はカジマにとってとっても楽なのだ
そんなカジマに担当編集者の榊は「ハマっちゃったんだねー」と冷やかす
カジマと榊は大学時代からの腐れ縁
でも、どうも大学時代に榊がカジマになにか傷つけることをしたみたいで!
カジマから「バイは嫌いだ」と冷たくされている(←女性と二股でもかけたのかな?)
本屋に自分の新刊チェックに来るカジマ
カジマの本はコアなファンがついているが、むちゃくちゃ売れているというわけではないみたいで・・・
新刊だというのに、平台には並ばず本棚の中にひっそりと置かれている
カジマがこっそり平台に自分の本を並べようとしたら、そこにたまたま通るのがセフレのヒロ
カジマが「はざま伸」の新刊を手にしているのを見て
「その本!絶対に面白いって!俺が保証する!」と猛プッシュしてくるのです
どうも、ヒロは「はざま伸」の大ファンみたいで!
この後、カフェで、この作家がどんなに面白いか熱烈に語るのです
その勢いに、つい、「“はざま伸”本人です」というタイミングを逃してしまうカジマ
でも、自分の本が大好きだと語るヒロの顔を見ていて
「ああ・・・書き続けてきてよかったなー・・・」としみじみとするのです
ヒロにおススメされて、自分の新刊を買うことになるカジマ
すると・・・夜中に、今までエッチのお誘いの時しか連絡がなかったヒロから
「読んだ?」とメールがくる
驚くカジマ
「読んだ」と返信すると
「明日ご飯でも行きませんか?」と返信がきて
寝ている身体をガバッと起こし、メガネをかけて読み間違えしていないか確認するカジマ
一気に目が覚めて、眠れなくなってしまう・・・・
そして、寝不足のまま待ち合わせのファミレスへ~!
自分の書いた本を読んだ話をニコニコしながら話すヒロから目が離せないカジマ
そしてキラキラした笑顔で「俺!カジマさんと話をするの楽しい!」と言ってくれるのです
帰りにかわいい顔で「ホテル行く?」と聞いてくるヒロに
カジマは「ぜひ」と答えて・・・
ヒロを知れば知るほど僕は・・・と思っている
エッチの最中はとってもエロくて
終わった途端ドライになるヒロだったんだけど
好きなものを語るときはすっごいかわいい顔になるんですよー
そのギャップにやられちゃうカジマの気持ちがすっごいよかったです
ヒロからのメールに緊張して眠れないって・・・
30歳のおっさんがかわいいですよね!
今後の展開に期待できます
「ページをめくるその前に」第2話(ネタバレ有)
「はざま伸」の写真を見ても、それがカジマと気づかないヒロ
初めて顔出しインタビューを受けたカジマ
いつもはヒゲをはやしたボサボサ頭のメガネ姿なのに、髪をビシッと決めメガネを外したスーツ姿のイケメンに変身する!
ヒロがこのインタビューを読んだらどう反応するだろう・・・と思っているカジマ
後日、ヒロがご機嫌でカジマのインタビュー記事が掲載されている雑誌を持ってくる
ドキドキするカジマ
ヒロは、まだ雑誌の中を見ておらず
大好きな作家「はざま伸」の初の顔だしインタビューをむちゃくちゃ楽しみにしている
「あー!緊張する~!」と言いながら雑誌を開くヒロ
カジマのインタビューを見たヒロは・・・
「か・・・かっこいい・・・・」とつぶやく
「はざま伸=自分」だとバレていない!と驚くカジマ
カジマは、イケないことだと思いつつ、「タイプだったりする?」と聞いちゃう
ヒロは「好きな顔!」と答える
さらに「お金貸してって言われたら?」と聞くカジマ
「財布に入ってるの全部上げる!」と答えるヒロ
「じゃあ寝れる?」とカジマが聞くと
ヒロは真顔で「無理」と答える
榊と一緒にいるところにヒロに出くわして!
ヒロに「無理」と言われたカジマは、ショックだったのか、後日、飲みの席で榊にそのことを話す
榊は、小説家の「はざま伸」がカジマと知らずに「無理」と答えたヒロに大爆笑!
そして、「無理」っていうのは「好きすぎて無理」ってことなんじゃないの?とフォローする
けれど、カジマの心はすっきりしない
榊は、本の売り上げがいいし、サイン会とかしちゃう?と聞くが
カジマは「絶対に無理」と答える
そして、ご機嫌に酔った榊とカジマ
フラフラと肩を組んで一緒に歩きながら、「ホテルに連れ込むぞ!」と冗談を言い合っている
そこでばったり会うのがヒロ
榊は、これがさっき言っていたカジマの相手だと気づき、早々に退散する
本名を教えてくれたヒロ!カジマはうれしくなるが!
残されたカジマとヒロ
ヒロのお腹が鳴ったので
カジマ行きつけのバーへとヒロを連れていく
バーのマスターはカジマがかわいい子を連れてきたのを見て「新しい彼氏?」と聞く
「俺たちそういう風に見えます?」と聞くヒロ
「どう見てもセフレね」と答えるマスター
それは間違いではない・・・間違いではないけど・・・と微妙な空気になるヒロとカジマ
そして、マスターも入り三人で話し始める
そこで聞くのはヒロの男運の悪さ
浮気にDVと繰り返されてきたヒロは、もう当分誰かと付き合うのはいいかなっとワンナイトラブを楽しんでいたそうで
でも、カジマとは、共通の趣味が合ってこうして会っていると話すヒロ
マスターは「変な情とかは沸いてこないわけ?」と聞く
すると、意味ありげにカジマを見て「ひみつ」と答えるヒロ
そのヒロの表情に、カジマのハートに稲妻が走る
そして、さらにヒロは、カジマさんはエッチが上手だから、今はカジマさんだけ!といい
でも、カジマさんはそうじゃないみたい・・・という
さっきの榊との会話を聞かれた!と思うカジマ
カジマは、榊とは大学時代からの腐れ縁だと説明する
それを聞いていたマスターが「榊ちゃんに、結婚するって振られたのよね」と口をはさみ
ヒロは「かわいそう・・・」って顔になる
カジマは「だから、バイは嫌いなんだ・・・・」と愚痴る・・・
そして、バーから一緒に帰るヒロとカジマ
ヒロは、カジマの名前が本名だと知って驚いている
カジマは「ヒロ」は偽名なの?と聞く
心の中で、「まあ・・・・こんなおじさんに本名なんて教えるわけないよな」と思っているカジマ
だけど、ヒロが「貴裕(たかひろ)だよ」と答えて、びっくりするカジマ
「僕なんかに教えていいの?」と聞くカジマ
ヒロは「カジマさんなら大丈夫な気がする」と笑うのです
本当のことを言わなきゃ!と思いつつ
ずるずると言えないカジマ
いや、隙になればなるほど、本当のことが言いづらくなるって心理はよくわかる!
今回、読んでいて思ったのは・・・
もしかして、ヒロは「バイ」なのでは・・・?ってこと!
カジマはバイが嫌いだから・・・
もし、ヒロがバイだったら、この恋、スムーズにはいかないかも!
次回の展開に期待です!