今まで、各巻1記事で更新してきた「ララの結婚」ですが、今回から、1話1記事で更新をしていきたいと思います
よろしくお願いします
前回からスタートした「ミンシン編」!
気持ちが通じ合ったウルジとラムダンだけど・・・
ラムダンは身を引くつもりみたいで・・・
どうなる?
気になる第18話です
目次
「ララの結婚」第18話(ネタバレ有)
潔癖症の貴族から声をかけられて
ウルジがブルクティーン家に戻るためできることはないか?と考えているラムダン
そんなラムダンに娼婦の娘が声をかけてきて、ミジドを紹介する
ミジドは「君は色々と問題を抱えているんだって?私でよかったら話をきかせてくれ」という
身構えるラムダンだが、ミジドが持っているキセルに王家の紋章が入っているのに気づく
隣にいる娼婦のお姉さんは「ミジド様は、ミンシンの西に広大な土地を持っている貴族様だから、きっと、ラムダンの家に口利きしてくれるわ」と話す
ラムダンは怪しい・・・と思うが、ミジドはハンカチ越しにウルジの手を取り「私は君の価値を知っている」という
娼婦のお姉さんは、「ミジドさまは面食いで有名なの。私たちの間では、いつも眠って帰るだから“聖人”と呼ばれてるわ」という
「君たちの役に立てるかもしれないよ」とにっこり笑うミジド
ラムダンはミジドについていくことに・・・
いなくなったラムダンを探すウルジ
娼婦からミジドの家へ行ったと聞いて・・・
ウルジからそれを聞いたパドマは、あいたたたーって顔・・・
ミジドは面食いだから、ラムダンとは鉢合わせをしないように気を付けていたのに・・・と頭をかかえるパドマ
軟禁?ラムダンがピンチに!
ミジドの屋敷につれていかれたラムダン
思いのほか、もてなされて、どんどん飲んで、いつのまにか眠っていた
起きたラムダンは、鏡に映る自分を見て驚く
そこには美しく着飾られた姿が映っていた
「なんだ?これ!」と驚いていると、そこにミジドがやってくる
上質な絹で作った服が美しい顔を一層際立たせている。と満足そうなミジド
ミジドは、美しいものを集めるのが好きだと言って、この部屋には、私が世界中から集めた一級品だけを置いてあって、自分でそれを徹底管理しているという
「きみもこの中の一つになる気はないか?」と聞くミジド
ラムダンは、何言ってんだ?帰る!というが、ミジドは、ブルクティーン家がブルアスク家との縁談を破談にし揉めていることは知っていると言い、ラムダンがこの家にいてくれるなら、仲裁にはいってもいい。と話す
ミジドにバカにされる言葉を言われカッとなってミジドの胸倉をつかむラムダン
そこに登場するのがミジドの召使であるタリフ
タリフに、ラムダンを部屋に閉じ込めるよう命令するミジド
タリフの肌
部屋に閉じ込められたラムダンは、タリフの前で高い場所についている窓によじ登り脱出を試みる
タリフは「ミジドさまの代わりに謝ります」と話し出す
ミジドは、昔から、気に入ったものを何が何でも手に入れる収集癖があって、来年には結婚も決まっているのに改善される気配もないんです・・・と話し出すタリフ
窓によじ登っていたラムダンが手を滑らせて落ちると、下にいたタリフが受け止める
その時、タリフの衣服の下に隠れている肌が奇妙な色に変色しているのに気づいたラムダン
タリフは肌を隠しながら「子供の頃にかかった病気の痕で、人には移りませんから安心してください」という
タリフは、この肌のせいで実の親も気味悪がって売られて、この屋敷で働くことになったと話す
「あなたみたいに美しく生まれていたら、どんなに人生が楽だったか・・・」と話すタリフ
ラムダンは、自分のことを特別きれいだと思ったことは一度もない・・・と答える
そして、思い起こせば、小さい頃は、むしろ、顔のことでいじめられたことを思い出す
ラムダンの顔は、色素も薄く村の誰とも違う顔立ちだった
ラムダンによく似た肖像画の女性
タリフは、ラムダンの顔を見て「ちょっとこっちへ来てください」と部屋の外へ連れていく
タリフが連れてきた場所には、ラムダンによく似た女性の肖像画が飾ってあった
自分とよく似た女性の肖像画を見て驚くラムダン
タリフは、肖像画の女性はミジドの母親だと話す
ミジドの母親は、ミジドが小さいころに行方不明になってしまった・・・美しいものを集める癖は母親が原因だと思うと話すタリフ
タリフは「申し訳ないのですが、このままミジドさまのわがままに付き合っていただけたら・・・」と話す
そこに現れるミジド
部屋に閉じ込めておけ!と言ったのにと怒り出し、タリフに鞭を差し出して「自分で自分の顔を打て」と命令する
ラムダンは「やめろ!大切な友人だろ!」と止める
ミジドは「たかが使用人だぞ」と言って・・・
そして、タリフに「いくらこの屋敷に長くいようと勘違いするな・・・お前は親に売られた奴隷だ」という
タリフとミジドの関係
タリフが思い起こすのはこの屋敷に引き取られたことのこと
身体が変色し、まだら模様のタリフをみんな気味悪がって傍に寄りたがらなかったが、幼かったミジドだけがタリフをこき使った
たくさんこき使われたタリフ・・・
だけど、ある日、ミジドが笑顔で、タリフと「兄弟伴」の契りを交わしてくれた
ミジドに謝ってラムダンを部屋へ連れ戻すタリフ
だけど、ラムダンはタリフの腕をすり抜けて、窓の外へ脱出しようとする
だけど、窓の外から出たとたん、ぐらりと体勢を崩すラムダン
落ちそうになったところをタリフが助ける
けれど、ラムダンの代わりにタリフが落ちそうになって!
あわてて、タリフの手を掴むラムダン
ミジドもタリフの手を握って助けようとするが、ミジドの手袋がするりと滑り、タリフの手が離れる
落ちたタリフ!
だが、器用に下の階の出窓に落ちて無傷で笑ってる
笑ってるタリフに、カッとしたミジドは「このバカ!しばらく顔を見せるな!」と叫んで去っていく
よじよじと登ってくるタリフは、ミジドの捨てセリフに「えー!あんなに怒ります?」とのんびりしたことをいう
ラムダンは「イヤなら離れればいいだろ」というが、タリフは「でも、あの人には私しかいませんから」と笑う
きみは“グリナザ族”の出か?
ラムダンは去っていったミジドを追いかけて「あんたの友人を傷つけた・・・悪かったな」と謝る
手袋をはめようとしているミジドの素手を手にとって、「俺の顔は、あんたの母親に似ているんだろ・・・この屋敷にはいられないけど、友達にならなってやるよ」と笑うラムダン
ラムダンの笑顔に目を見張るミジド
そして「きみは“グリナザ族”の出か?」と聞く
「グリナザ族」は遠い北に住む遊牧民で、みんな色素が薄く姿かたちが整っていると説明するミジド
ミジドの父親は、遠い昔「グリナザ族」に会ったが、周りのみんなは「グリナザ族」なんて書物の中の生き物だと言って、父の言うことを信じなかった
そのせいで、父親は「グリナザ族」の虜になり、母親を見つけて、すぐに求婚した
ミジドが幼いころは、父と母は仲睦まじく理想の夫婦だったが、母は、父の理想であろうと必死になり病んでいった
そして、最後は失踪したと話す
ミジドは母親に似ているラムダンを「グリナザ族」ではないかと話す
そこに女中が「来客がいらっしゃっています」とやってきて・・・
屋敷の外には、ウルジがいて・・・
第18話は、なかなか濃かったですね
ウルジとラムダンが、ブルクティーン家に戻ることができるかも心配なのに、さらに、ラムダンが「グリナザ族」ではないかという疑惑が出てきました
そういえば・・・ラムダンの母親って登場していないですよね
ミジドの母親が失踪しているので、もしかして、同一人物?という疑惑が湧いてきます
このラムダンの出生が、ブルクティーン家に戻る足がかりに繋がるのかな?