橋本あおい

勝手に終わらせるな「いつもの時間、いつもの場所で。2巻-第7話」

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webマガジン「mirei」にて好評連載中の「いつもの時間、いつもの場所で。/橋本あおい」の最新話の7話です。

第7話は、「いつもの時間、いつもの場所で。」2巻に収録予定となっています。1巻からの続きの回です。

>>「いつもの時間、いつもの場所で。」1巻の感想レビューはこちらから

この記事は、ネタバレ記事です、閲覧にはお気をつけください。

※「いつもの時間、いつもの場所で。」が連載されていた「miere」は現在休刊となっています。

「いつもの時間、いつもの場所で。」第7話

菜摘からの告白にグルグル悩む篠井ターン

ページ数は、32Pとなっています。

自分のお店を持つという夢に向かって地道に、移動販売車でカフェをしている菜摘とその常連さんの篠井さんの恋は、まだまだ成就には程遠いようです。

1巻で、先に恋心を自覚した菜摘が篠井さんにキスしちゃったところで終わっているんですが、それに驚いた篠井が、事の把握をしようとしているシーンから始まります。

会社仕事をしながら、菜摘の告白を思い出す篠井

しかし、菜摘の告白に、自分がどうやって返し、そして、店を出たのか、まーーーーったく覚えてない自分にいっぱいいっぱい状態になっています。

「篠井さん、お昼どうします」という同じ会社の女子からの質問にも「え あれ もう昼か」とワタワタ状態・・・

「最近お昼出かけないんですね。飽きちゃったんですか?」と、菜摘の移動販売カフェに行かないことを指摘されるんですけど「いやそうんなんじゃないんだけど」と言葉を濁します

「適当にその辺ですませてくる」と立ち上がり、菜摘のカフェでなく近所の和食屋さんでお昼と済ませる篠井

カフェに顔を見せなくなった篠井のことを心配した菜摘からラインが入るのに、既読無視しちゃって「このまま会わなくなってしまうんだろうか…」と悩んでいる様子

夜、居酒屋で昔からの旧友に会い、昔から篠井のことをよく知っている友人の草壁くんに、菜摘のことを相談するんです。

「はえ~男!男ときたか!なるほどね」と驚く草壁くん

どうやら、草壁くんにとって相手が男であることはあまり重要じゃないみたいで、「篠井のイケメンパワーは男にも通じるんだ」と感心しています。

そして、「可能性はあるわけだ」って言うんですね。

その草壁くんの言葉が腑に落ちない篠井は「え?」と聞き返すんですが、篠井が悩んでいるのは会いたいのに会えないからだ!と言い出すんですね

「それを可能性と言っていいのか・・・?」と怪訝に聞く篠井に、草壁くんは男相手でも嫌悪感を抱いてないって部分を指摘するんですね。

草壁くんの言葉に、菜摘に対し嫌悪感を抱いていない自分に気づく篠井

でも、嫌悪感こそないものの、まだまだ恋には遠い、ペットに対するいやし効果と似た感情ではないかと篠井さんは悩んでいます。

「せめて返事ぐらいしてやれよ」という草壁くんの言葉に「うん」と頷く篠井。

その頃、菜摘は、篠井さんに嫌われたことを認めだしている!

場面は変わって、篠井に振られたと知り合いのカフェで凹みまくる菜摘

ゲイカップルの店主二人に「いきなりキスはない」と男同士の関係のデリケートさを説教されています。

「返事がないのはそれが答えだ!」とまで言い切られ、ぶわわって泣いています・・・

でも、泣きながらも、篠井がちゃんと食べているか心配してる・・・

菜摘は、ほんとうに優しい男の子なんですよね・・・

場面は再び篠井の仕事場へ・・・

イケメン篠井にやっかんでいる心狭い同僚から、意地悪な言葉を投げかけられる篠井。

いつもなら、聞き流せるのに、美味しいご飯にありつけてない篠井は「それどうしても今すぐここでしないと死ぬ話ですか?」と言い返す。

思い出すのは、菜摘の作る美味しいカフェメニューの数々・・・

そして、「どんな顔して会えばいいのかわからないけど、これが(仕事)終わったら返事をしよう」って、ようやく決心するんです。

そう決心した時に、菜摘からのラインが入ります。

その内容は、篠井を心配する内容と、嫌われても仕方ないことをしたという謝罪と、これで最後にします。という別れの言葉。

篠井は「勝手に終わらせるな」と叫び、立ち上がります。

そして、菜摘の移動販売車の場所まで行き「君はとんだ自分勝手だな」と怒鳴ります

その篠井の姿にタジタジの菜摘

「SNSも無視だし、音沙汰もないし、もう1ヶ月以上来ないままなんて、絶対嫌われたんだと・・・」と言う菜摘

「そうじゃない」と男からキスされて動揺して混乱していたことを伝える篠井

その篠井の言い訳に「もしかして脈があるってことですか?」と聞く菜摘

篠井の言い分は、可能性があるってことだといい出す菜摘に、今度は篠井がタジタジになります。

返事を困っている篠井に、菜摘は「友達からお願いします」と提案する。

「じゃあ友達から」という篠井に「友達から頑張ります」と元気よく言う菜摘

感想

ここで、第7話がENDです!!

なにがよかったって、やっぱり、最後のふたりの会話ですよね。最初は、篠井のほうが怒っていて、菜摘がタジタジだったのに、会話が進んでいく毎に、菜摘のポジティブシンキングが炸裂!!

「可能性があるってことでしょ」「脈があるってことですか?」

その前向き発言の数々に、今度は篠井が、タジタジに~!!

菜摘に言いくるめられて、最後は「友達」から始めることになってしまい、篠井も「?」「?」状態で首をかしげているのが、むっちゃかわいいです!

とっても素敵なふたりの距離が、これから、どう縮まっていくのか楽しみです。

※「いつもの時間、いつもの場所で。」の掲載誌のmiereは現在休刊となってしまいました。連載は第8話までとなっています。バラ売りはこちらからお願いします

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