こんにちは!海ホタルです
エロ描写で定評のあるときしば先生の短編作品です
アンソロジー『タチネコ争奪BL』に掲載されていた作品のようです
とっても面白かったので紹介したいと思います
この記事にはネタバレが含まれています。閲覧にご注意をお願いします
★
- オメガバース
- アルファ✕アルファ
- ライバル
目次
αがαを抱く方法
舞台は、アルファのみのタチ専高級出張クラブ。主人公二人は犬猿の仲?
アルファのみを集めたタチ専高級出張ホストクラブ「alpha(アルファ)」
お客様はオメガの子が多いって感じなので、オメガがアルファの男を買う的な感じみたい
そこで働くナンバー1キャストの流華(るか)(←表紙:黒髪)
努力でナンバー1まで登りつけたタイプで、他のアルファたちがオメガをバカにする発言をしていると、イラッときて嫌味を言っちゃう真面目な自信家タイプです
そんな流華の最近の目の上のたんこぶは、ナンバー2のレオ
ひょろっと2ヶ月前にクラブにやってきて、すぐにナンバー2にまで上り詰めてしまった
生まれ持ったセンスだけでなんでも難なくこなせ、苦労したことがないようなレオに真面目な努力家の流華はむかついて仕方ない
レオがなめた発言をすると「先輩のアドバイス」としてすごんだ態度を取るのだけど、レオはすかした返事で顔色ひとつ変えない
仲がいいとはいえないふたりなのですが、ある日、同時指名が入るのです
レオを認め始めた流華。なのにレオは嫌味しか返さない
流華とレオを同時に指名した常連の美人のお客さま
連れ立って街を歩く三人
そして、間近でレオの接客を初めて見た流華は、レオが計算ではなく客を喜ばせるスキルを持っていることに気づく
レオに「お前は空気を作るのがうまいんだな」という流華
レオは「家系的にみんなそうなんで、血筋でしょ」と答える
けど、流華は、「気配りや思いやりに血筋は関係ねぇ。これはお前の個性だろ」と言うのです
ちょっと驚いた顔をするレオ
レオは「流華さんは、アルファのくせに必死に努力して、無駄に意識高くて驚きです」と嫌味を返す
流華は「せっかく褒めたのに!自分以外は興味ないってか!!!」と再びイラッとします
美人客から「二人でセックスしてほしい」と言われたふたりは・・・
そして・・・・この後・・・・
常連の美人客とホテルに行くのですが、その常連の美人客に「二人でセックスしてくれない?」と頼まれるのです
流華は笑顔で「俺たちタチ専だからなー」と断ろうとするのですが、レオは流華の腰を抱き「ちゃんと気持ちよくしてあげますね。だって初めてでしょ。」と言い出すのです
その言葉にイラッときた流華は、レオをベッドに押し倒し「“抱いてください”の間違いだろ」という
流華はレオを組み引き、乳首から下腹部まで刺激し、気持ちよくなっていくレオを見下す
いつも生意気なレオのそんな姿を見ているともっといじめたくなってきて・・・・
どうせなら後ろでもイケるように開発してみるのもいいかも・・・と思い出すんだけど・・・
レオが反撃してきて、そんな余裕がなくなる
最悪な空気になるふたり・・・・
そんなふたりに美人のお客さんは、アルファの性欲を高めるスプレーをふりかけるのです
発情しはじめたアルファふたり
オメガの美人客を襲いかねない状況になり
「お前は部屋から出て行け」とオメガの美人客を部屋から出しふたりきりになるのです
流華がひとりで抜こうとベッドから降りようとするんだけど、レオが流華をベッドに押し倒す
全力で拒否する流華
けれど、レオは「最初からあんたをハメるつもりだった」と流華を犯し始めちゃいます
流華の中で先にイッちゃうレオ
流華は「口うるさいやつを犯せて満足かよ」とちょっとくやしそう・・・
その流華の言葉に、レオは「俺、流華さんのこと好きなんですけど・・・言ってませんでしたっけ?」
どうも、レオが今まで流華に吐いていた嫌味の数々は、レオなりの好意を表現していたそうで・・・
それを聞いて、「いつも、舐めきった態度ばっかとっているやつに俺がなびくはずないだろう」と答える流華
でも、流華の表情は真っ赤で・・・
その表情を見たレオは、再び、流華を犯し始めちゃいます
今度は、流華も一緒に絶頂を迎えます
最後は、レオの「本気で流華を落としていく」宣言で終わっています
ときしば先生らしい!いいエロをいただきましたーーー!!!!
ときしば先生の、攻めのあの悪い顔!むっちゃ好きですー!!笑!!
ニタって感じの目のやつ!何を考えているのかわからない目とかね!!
いいですよねー!!
あとね!レオの嫌味な発言の数々が、すべて、好意の現れだとはびっくり!!
なんて!いろいろ言葉足らずな子やねん!!
なのに、客にはいい接客をするって?
なんともおかしな子ですよね!?
甘さはないですが、エロ補給にはいい作品だと思います
アルファ✕アルファという設定がすごく上手く生かされていたし、結局、くっついてはいないので続編を期待したいところです
αがαを抱く方法 第2話
オメガの発情にラット状態にならないように!
アルファのみを集めたタチ専高級出張ホストクラブ「alpha(アルファ)」
オメガの客にヒート(発情)を起こされたことで番になどならないようスタッフたちが話している
抑制剤は持ち歩くこと。お客(オメガ)が発情の疑いがあれば即サービス中断するよう注意もされるのだが・・・
そんな中・・・
どう見ても、オメガの発情に引きずられラット状態になったレオが入ってくる
流華に別室に連れていかれるレオ
流華に何があったか聞かれたレオは、
この世界に入った時、はじめて来てくれた客がいるんだけど
最近では人気が出たレオは予約が取れなくなってしまい
久しぶりに予約がとれたとものすごく喜んでいて
それを見たら、抑制剤を飲んだ副作用で朦朧とした状態では接客したくなかった。と話す
レオの言葉に流華は「仕事に対する態度が変わったな」とうれしくなってレオの頭をなでる
レオは、頭をなでられてうれしくなったのか、流華を引き寄せ濃厚なキスをしてしまう
レオ「流華さんのにおい、オメガより興奮するんですよ」
レオの態度に、流華は「今度こそ軽口叩けねえほど鳴かしてやる」って思い
エロ展開に!!
体勢は69
しかも流華が上
「なんか、俺の体勢のほうが情けなくねえか?」と思っている流華
しかも、レオは、流華の穴を舌をぐりぐり刺激してきて
身体が反応する流華
レオ「一度経験した快楽を覚えているなんて・・・穴まで優秀なんですね」
レオは、流華の身体を自分にしか反応できない身体にして、オメガとなんて番になれないようにしたい。と熱烈な告白をする
いつか「俺に惚れたって言わせてやりますよ」というレオ
でも、流華は今の仕事にすごいやりがいを感じていて、「恋愛なんかで足踏みしているわけにはいかない」と思っている
ちょっと怪しい客が登場し!大ピンチに!
そして・・・
再び、流華とレオに同時指名が入る
お客さんは流華にガチ恋しているオメガの空真(くうま)
流華より一回り背が大きくて
全力で流華のことが好きでたまらないって態度のワンコタイプの男の子
レオと同時指名したのは、雑用などをレオにやらせて流華との時間を濃厚に過ごしたいから
登場した空真は、顔がどこかしら赤くほのかな匂いがする
一瞬、「発情してる?」と思う流華だけど・・・
匂いはフェロモンのにおいとは違って・・・
空真も「緊張してお酒をちょっと飲んできちゃいました」という
そして、ホテルに行くまでにデートみたいな時間を過ごすんだけど
レオは空真の違和感を心配しだす
レオ「今日の客ってなんか癖ありません?一見素直に見えて、本音は見えないっていうか・・・」
でも流華は「指名された以上俺たちができることをやるべきだ」と答える
でも、バーでほかの客に「オメガの悪口」を言われたときの空真の態度に明らかな違和感を感じたレオ
ホテルに入り、空真がシャワーを浴びている間「このオーダー、中断しませんか?」と聞くが・・・
流華は首を縦に振らない
レオは流華の上にのしかかり「もし、あいつにこうやって押し倒されたらどうします?」と聞く
「この状態で発情されたら、薬も飲めませんね」
流華は「いい加減にしろ」と怒るんだけど、
部屋の中にオメガのフェロモンの香りがしだす
入り口にはシャワーをあびた空真の姿が!!
「俺もいれてくださいよ」という空真の表情はあきらかにヒート状態で
一気に興奮しはじめるレオと流華だが、流華はレオだけ部屋の外へと逃がす
流華は薬を飲もうとするが、空真に邪魔されて飲めない
ベッドに押し倒される流華
「俺と番になってください」という空真
まさか!まさかの第二話です
そして!大ピンチの緊迫した状態で次回へ続くとなっています
レオから流華への告白が熱烈え読んでいてキュンキュンします!!
好きな人と番になるため、オメガ自らが発情期を利用するというパターンですが・・・・
なんか、オメガの発情フェロモンをごまかせる香水があるそうです
でも、この流れ・・・流華が受けっぽいんですよ?
オメガとアルファで、アルファが受け?
でも、首筋噛まなきゃ番にはならないよね?
うーん・・・もしかしたら、襲い受けになのかな?
αがαを抱く方法 第3話
流華が過去にほかのキャストからNGが出た客を引き受けたことを思い出すレオ
流華のピンチにドアの外へと投げ出されたレオ
一緒に逃げようとすれば一緒に逃げれたのになぜ?と考えるレオ
そういえば・・・
レオがお店に入店したとき、キャスト二人から連続NGを出された客がいて、その客を流華が「引き受ける」と話していたのを思い出す
心配するスタッフに「NG客には大体事情がある」と答えていた流華
不器用で感情表現が苦手だったり・・・すべてを理解することができなくても、一緒に過ごす時間だけはその客に寄り添って楽しませてあげたいんです。流華は言っていたんです
流華のピンチにレオは全力を出し・・・
そのころ・・・
流華は、腕を拘束され、空真に足を広げられスマホ動画でハメ撮りされている
「アルファがオメガに足を拡げさせられて・・・滑稽ですね」という空真
空真の中は「アルファが気に入らない」って悪意でいっぱい
流華のブツに電マを押し当て刺激する
感じすぎてつらそうな流華
空真は流華の穴に指を挿れる
空真は「このままオメガに犯されて、しかも番になんかなった日には社会的に死にますよね」とうれしそう
空真は愉快でたまらないって感じでコトをすすめているが、ドアをたたく音はずっと響いていて・・・
空真は、「あんな頑丈なドア、素手で破れるはずないのに・・・」と言うんだけど・・・
バキッて大きな音がして、ドアを破ったレオが入ってくる
驚いた空真の力が弱まったのか、アルファの本能で空真のうなじを噛もうとする流華
その流華の口に自分の腕を持っていき間一髪のところを助けるレオ
空真は「あー・・・あと少しだったのに・・・アルファに恋してるフリまでして・・・」と残念そうに言う
レオは、流華が空真になにか事情があると知っていてキャストとして接客していたことを言い
それができるのは、流華に強さと覚悟があるからだ。と言う
その真実に驚く空真
ラット状態が収まってきた流華は、「おまえはもっと自分を大事にしろ!」と空真に言う
「アルファと番になってそれをネットで拡散したら、お前の恨みも晴れるかもしれない。でも、お前に本気で好きな相手ができた時、後悔するのはお前の方なんだ」という流華
横からレオが「流華さんは後悔しないんですか?まじで番になったらどうするつもりだったんですか?」と聞く
流華は「万が一、そうなったときは、空真を世界一幸せにするだけだ」とどや顔で答える
空馬はふたりの会話に毒気を抜かれ、笑う・・・
そして・・・
この後、流華とレオのエロターンが入ります
事後・・・
流華が「おまえ、いつも俺のこと好きとかいうけど、好きな相手がほかの奴を抱く仕事しているってイヤじゃないのかよ?」と聞く
レオは「俺、流華さんが抱いた誰にも負ける気がしないんで」と答える
流華はレオの答えに「そこまで言うなら、俺が店を辞めたくなるくらいに本気にさせてみろ」と言って・・・
えっと・・・
これは・・・
続くのかな?
流華はレオに気を許しているし、レオの愛も一直線に流華へと向かっています
エロターンはもちろんすばらしいし、とっても楽しめました!
けど・・・まだ「恋」とは言えないかな?
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ほぼレイプという状態ではじまるふたりなんだけど・・・相手は幽霊だしねー・・・受けも、攻めの執着愛に最後は絆されています
エロ描写がとにかくいい作品!ストーリーもちゃんとあって、「あ!そうなんだ!」って展開も楽しめます
メインカップルは、俺様高校生✕絆されゲイリーマンですが、スピンオフの方は、兄貴肌の攻めにドツンデレの強気な受け
ドツンデレな受けが最後まで素直になれず、本当にくっつくの?と、けっこうハラハラしました。
いろんな事情から、大好きな相手に冷たくしなければならない攻め。でも、気持ちが大きすぎて、それを抑えきれず受けを襲っちゃう!
でも、普段の態度が冷たすぎて、受けは攻めに嫌われているって思い込んでいる
すれ違いや勘違いがある中で繰り広げられるエロにキュンキュンできる作品です
最後はハピエンだよ