「簡易的パーバートロマンス 3巻」作画：赤原ねぐ /原作： 瀬森菜々子 【感想ネタバレ】

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WEBマガジンが増え続けているこの頃・・・

その中でも、海ホタルがかなり注目している「.Bloom」

安定の面白さが楽しめるBL作品が多数連載されています

そして・・・

「.Bloom」の存在を知るきっかけになった作品がこちらの「簡易的パーバートロマンス」

もう！この作品は、ケンカップル好きにはたまらん作品なんですよーーー！！

エロも適度に投下され、ほんとすばらしすぎ！！

受けの気持ちいいってとろんとしか顔がむちゃくちゃキュンってくる

「くっそー」って思いながらも腰が止まらない攻めも素敵なんです！！ぐふふっ

この記事では、「簡易的パーバートロマンス 3巻」収録の連載を追いかけていきたいと思います

「簡易的パーバートロマンス」の今までのあらすじ

殴られると気持ちよくなっちゃうドMの鹿嶋 幸

自分の性癖を満たすためヤンキーになって喧嘩三昧の毎日を過ごしているんだけど

そんな幸の顔が死ぬほどドストライクの真田と高校入学で出会ってしまう

真田は極度の顔フェチで、今までどんな女の子とつきあってもうまくいったことがない

だから、もう、自分は一生ひとりかもしれない・・・ってときに、幸に出会い、その国宝級レベル（←真田から見て）のルックスを傷つけなくないと幸に喧嘩をしないよう言い出す

じゃ、俺の性癖をお前が満たしてくれるんだな！となるわけです。

お互いの性癖を満たすためだけに身体の関係がはじまります

けれど、真田は、極度の顔フェチだが、ごく普通の家庭で育った常識人で、他人を傷つけることに慣れていない

そんな真田の攻撃性を引き出そうと、あれやこれや工夫する幸

幸のハラハラさせられる誘い方にいっつも怒る真田なんだけど・・・

そのまま・・・結局・・・ちょっと手ひどく幸を抱いちゃうんですねー・・・

しかし・・・

2巻くらいから、少しづつ、真田のほうが幸のことを好きになってしまう

2巻ではその気持ちの揺れ動きや戸惑いがキュンキュンする形で描かれています

そして・・・まだ！くっついていないふたり！！

大注目のふたりなんです！

「簡易的パーバートロマンス」3rd-シーズン 第1話(ネタバレ有)

幸のことを「好き」と自覚しだすが、強く「告白はしない」と思う真田

幸のことが好きなんだとようやく自覚した真田

自覚したとたん、幸のことを意識しすぎて挙動不審な態度をとってしまう

幸のイトコの翔のショップに服を返しに行くと、幸が店を手伝いにきてて、一緒にお弁当を食べることになる

けど・・・

近くにいるとドキドキするから隣に座ることができない

幸の正面に座る真田

けど・・・

幸がご飯を口に入れてほおばる姿を見ていると

いつも以上にかわいく見えてしまい、幸の周りに花まで見えてしまう

「好き」と自覚したがゆえに一層、幸の顔が美しく見えてしまい、目がクラクラしてくる

じっと自分の顔を見る真田に、不審がる幸

真田は「おまえの顔が良いせいだからしょうがないだろ！」と照れる

その姿に幸は笑う

「ほんとよく飽きないな」という幸

真田は「一生飽きない」っていうけど、幸は「それって俺より理想の顔の奴が出てきても言えるの？」という

真田は、「え？」って驚くけど・・・

「幸より理想の顔なんているわけない」と本気で思っていて・・・

さらに、自分は幸の顔だけが好きなわけじゃなくなってる・・・と改めて思い

真っ赤になって「うわーーーー！！！」って叫んじゃう

そして・・・

幸の家に行き・・・

エロターンに突入するのですが・・・・

真田・・・意識しすぎて・・・心臓バックバク！！

いままでどんな風に幸を抱いていたか思い出せず動きがギクシャクする

そんな真田に「俺の顔が好きなんだろ。目えそらすなよ」という幸

そっから真田のスイッチがオン！！

だけど・・・好きだから、いつもみたく手ひどく抱くことができず、事後、幸に「次はちゃんとやれ」ってダメ出しされちゃう

さらに「恋人じゃなきゃキスもセックスもしない・・・とか・・・あれもう一回言ったらコロス」っていわれる真田

そんな幸の態度に真田は脱力する

そもそも、自分たちの関係は身体から始まった関係で、幸が別の相手を見つけたら即終了の間柄

幸は恋愛などをめんどくさがるタイプだとフルフルしだし

「告白はしない！」と強く決意するのです

そして・・・

季節は過ぎ・・・

無事2年生になれた真田

新学期。

クラス替えの掲示板を見に行く

すると・・・

幸とクラスが分かれてしまい

「簡易的パーバートロマンス」3rd-シーズン 第2話(ネタバレ有)

幸のリボン姿にコーフンの真田

クラス替えでクラスが別々になってしまった真田と幸

真田の妹が入学してきて、朝から幸の家に妹と一緒に迎えに行く真田

幸の前髪がおりていて

真田妹はキャッキャ言いながら前髪にリボン髪飾りをのつける

前髪をアップにしてリボンでとめて、おでこがでている幸のビジュアルに「！！！！！（←コーフンして真っ赤！）」となる真田

そして・・・

クラスが別れたふたりは別々の教室へと入っていく

真田が無意識に嫉妬しちゃって・・・

リボンをつけたままの授業を受ける幸

お昼休みに細貝くん（←1巻から登場している真田の友達）が、勇気を出して「そのアタマ・・・なんでそんなに可愛くなっちゃってんの？」と聞く

一年の時からクラスは一緒だが、細貝君は幸の目には自分など認識されていないと思っていて、自己紹介しちゃう

けど、幸が細貝君のことをちゃんとわかっていて、細貝くんは感激する！

細貝くんと幸が喋っていると、廊下越しにふたりを見ている真田の姿が・・・

真田はふたりが喋っていることが複雑みたいで・・・

幸と目を合わせない

幸は真田と目が合わないことを、「細貝（友達）のことを大事にしているから」と勘違いする

イラっときた幸は午後からの授業をさぼる

自分がなんでイライラしているかがわからない幸

最近、殴られてないからか・・・と思う

そして、以前、真田が「俺が殴ってやる」と幸と約束したのを思い出す

「それっていつ？」と思う幸

資料室でさぼっていると、真田が幸を探してやってくる

幸は真田に直接「俺が自分の友達（細貝）と喋ってるのって腹立つ？」と聞く

最初、幸の質問がわからない真田だけど、自分が無自覚に嫉妬して幸のことを無視したことに気づいて

「俺が全面的に悪い」と謝る真田

幸は、「うん」と納得したみたい

そして・・・

真田は幸が髪留めのリボンを外しているのに気づいて「もいっかい付けろ！」という

幸は「タダでは嫌だ」と答え・・・

自分の右ほっぺを指でトントンつつく

幸としては「殴ってくれ」と伝えたつもりなんだけど

真田はテレながら幸のほっぺにちゅってしちゃう

キスされて驚く幸の反応に

「これじゃねえの？」と聞く真田

幸は大爆笑！！！！

ヒーヒー笑う幸に真田は青くなりつつも赤くなっちゃう

幸が「顔殴れって意味だったんだけど」というと

真田は「分かるか！」と怒りつつ照れてる

笑う幸の横顔を見て、真田は「無意識に嫉妬とかマジで気を付けよう・・・」って思うんです

「簡易的パーバートロマンス」3rd-シーズン 第3話(ネタバレ有)

舞台は修学旅行で京都へ！

修学旅行で京都へ来た真田たち

そこには鹿島の姿もある

鹿島のイメージから修学旅行には来ないと思っていた真田は

細貝たちと仲良くなったから修学旅行にきた？とモヤモヤしている

でも、電車の中で同じ班の女子や男子たちとワイワイ喋っていて

自分もこういうフツーな感じが楽しいって思えるようになってきてるんだよなー・・・と気づく

鹿島も変わったけど、自分も変わったんだな・・・・と思うのです

そして・・・

真田のことが好きな相川さんは真田と同じ班

真田と喋る度に頬を赤らめる相川さん

周りの女子が「そこのお二人さん！」と冷やかしている

真田としては、相川さんと普通にしゃべっているつもりなので

冷やかされて、距離感が難しいわー・・・と思っている

でも、相川さんの態度は明らかに真田に気があると思うので

いつかちゃんと言わなきゃ・・・とも思っている

そして、自分の中にいるのは・・・と考えた時

横を歩く鹿島が目に入る

鹿島のきれいさに時間がとまる真田

鹿島は真田に気づかず行ってしまう

鹿島が絡んだ途端に心狭くなる自分に凹む真田

そして・・・

清水寺で真田たちは鹿島のいるグループと会う

女子たちが、今はやりの飲み物を買って、それにつきあって真田たちもその飲み物を買って飲んでいる

鹿島が真田の飲んでいる味が気になって「どんな味？よこせ」って言うんだけど

その横から、細貝君が「いいな。俺には鹿島の飲んでるやつちょうだい！」という

真田のオーラが凍てついて「あ！？」と機嫌の悪い声がでる

細貝くん「え？ダメ？」

あわてて、「い・・・いや・・・」と言う真田

そして、鹿島の飲んでいたドリンクを自分が先に飲んでから、それを細貝に渡す

そして・・・

 

「ああああ・・・・俺は・・・俺はまたやってしまった！！！」と自分の心の狭さを反省しまくっている

「機嫌直った？」とキスされて・・・

女子たちが各自別行動をしよう！と提案し、バラバラに散ることになる

真田は鹿島の後をだまってついていく

歩く鹿島

見た目ヤンキーの子たちとすれ違うけど、いつものように喧嘩を売らない

それを見た真田は「鹿島さ・・・最近、喧嘩しないよな」と声をかける

鹿島は「旅先でなんかしたら、お前が死ぬほどうるさいだろ」と答える

真田は「おまえが怪我しなくなるならどこまでもついていくけどな！」という

鹿島は「どこまでも？」と答えて

「じゃあ、俺とずっと一緒にいるつもりかよ」と聞く

ドキッとする真田

「“そうだよ”なんて言ったら本気で引かれる！」とあわわ状態に！！

そこに鹿島のスマホが鳴る

鹿島が出ると、相手は細貝

細貝が「今すぐ戻ってきてー」と困ってる

電話を切った鹿島に、怖い顔ながらに平静を装い「へ・・・へえー・・・細貝とLINE交換したんだ」といっちゃう真田

「細貝とっていうか、班のグループLINEだけど」という鹿島の返事に

またもや反省の真田

照れたのか「俺んとこは次どこだっけ？」と会話の流れを普通に戻そうとする

そんな真田にちゅうする鹿島

そして、愉快そうに「機嫌直ったか？」と聞き、その場を去っていく

鹿島にキスされた！！と真っ赤になっちゃう真田

「好きすぎてしんどい」と思っちゃうんです

「簡易的パーバートロマンス」3rd-シーズン 第4話(ネタバレ有)

真田にイライラする鹿島

修学旅行編「後編」です

修学旅行二日目を終えてホテルの部屋に戻る鹿島

鹿島は細貝くんと一緒の部屋です

慌ただしい細貝に「やれやれ」といった感じの鹿島

鹿島は真田にラインをするけど既読がつかず、イライライライラ～

そして、食事の時間になってビッフェへと行く

すると、そこには友達を食事をする真田の姿があって、もやもやもや～っとする

鹿島が食事を選んでいると、真田が近づいてきて

鹿島の皿に甲斐甲斐しく、「これ美味しかった」「これも食え」と勝手に食事を盛っていく

それを黙って受け入れている鹿島

だけど、真田が別の友達に連れていかれてしまって・・・

埋まりきっていない自分の皿を見て「まだ途中だろ。バカ」という鹿島

鹿島は、食事をしながら、「ぼちぼち真田とエロいことをしたい」と思います

後で真田を呼び出して・・・と考えながら、ホテルの外にあるコンビニへと向かう鹿島

すると、タイミングのいいことに、真田の姿を見つける

けれど、真田は女の子（相川さん）に告白されている最中で

相川さんに告白に「別に好きな人がいる」と答える真田

相川さんは振られること前提で告白していて、伝えたことですっきりしたみたい

真田と相川さんの間に「ふふっ」って空気が流れるんだけど

そこに現れた鹿島が、真田を有無も言わさずグイッと連れていき

自分のホテルの部屋へと連れこんじゃう

イライラしている鹿島は真田をベッドへと押し倒し馬乗り状態になるんだけど

その時の真田の眉間にシワを寄せたすねたみたいな顏に、「かわいい！」ってなっちゃう真田

そこからエロターンに突入

すぐにでもツッコんで痛みがほしい鹿島

あまりに早急な感じの鹿島の態度に

「もしかして嫉妬？」と思う真田

そして、真田は「今は俺のやりたいようにさせて。そのあと、お前のしたいようにしてくれればいいから」と

鹿島の体中をちゅっちゅしていく

痛みのないゆるやかな愛撫に感じだす鹿島だけど

痛みがないのに「気持ちいい」って思っている自分に驚いていて・・・・

「簡易的パーバートロマンス」3rd-シーズン 第5話(ネタバレ有)

真田への気持ちは一体なんなのか？検証してみることに！

修学旅行でした真田とのエッチを「殴られるのと同じくらい気持ちいこと」だと思った鹿島

真田が女子を喋っているのを見るとイライラするし

自分で自分の気持ちに整理がつかない

そして、夏休みに入り

翔の店でバイトを始めることになり・・・

翔は真田と一緒にバイトにきてほしかったのに、鹿島ひとりでくるから

またケンカしたのか？と心配する

面倒見のいい翔は「なにがあったのか喋れ！」と強引に鹿島になにがあったのかを聞く

話を聞いた翔は、「それは嫉妬では？」と思うんだけど

鹿島は、人からなにか助言をされ、それを素直に受け入れるタチじゃない

だから、「殴られるより気持ちよかったか、もう一度、検証してみれば？」とアドバイスをする

翔のそのアドバイスから

夏休みの間、納得がいくまでケンカし殴られることで検証することにする鹿島

こうして、真田にバレないように、鹿島はケンカばかりすることになるのです

気づく真田への気持ち！だけど・・・

そんなある日、真田といつもつるんでいる友達と一緒に鹿島も街へと出かける

最近、全然、会ってくれない鹿島のことを気にかけている真田

鹿島は「お前のせいで忙しいんだよ」と真田をじーーーっと見る

鹿島にじっと見られて、ドキッとしちゃう真田

みんなから離れるように路地裏へと鹿島を連れ込んで

ちゅうする

照れる真田の顔を見て、鹿島はふっと笑って、キスを返す

深くなるキスにコーフンしてくるけど

でも、みんながきっと探していると

中途半端なところで切り上げることになるのです

鹿島は、むちゃくちゃコーフンしていて

その日の帰り、ひとりになって、またケンカをふっかけて殴られて帰ってくる

家に帰って、ふとんに思いきり寝転がる鹿島

殴られると、相変わらず興奮すると自分の中で確認する

けど、顔を殴られちゃったから、また、真田とはしばらく会えないな・・・と思うと

昼間の真田のコーフンした顔が思い出されてきて下半身がうずき・・・

自分で自分のブツをいじりだす

後ろのほうも自分で刺激しだすんだけど

最中に脳裏にうかぶのは真田とのエッチ！

真田の名前を思わず読んじゃう鹿島

そして・・・ようやく鹿島は、自分の中のもやもやの正体に気づくことができる

鹿島は真田の元へと向かう

そして、真田に「おまえとのエッチ・・・殴られるのと同じくらい気持ちいいってわかった」と言うのです

さらに「真田が自分以外のやつと一緒にいるとムカつく」ことも言う

それを聞いた真田は、鹿島は自分と同じ気持ちだ！と、うれしさのあまりプルプルしだし

自分も同じ気持ちだと伝えようとするのです！！

だけど、そこで鹿島は「お前がおれの性癖になったんだと思う」と言い・・・

自分が思っていたこととは、あまりにかけ離れた一言に「はい？」となる真田

言いたいことを言うだけ言って「じゃ！」と帰ろうとする鹿島

真田は「待て！待て！待て！！！」と鹿島をひきとめて

「もっと！シンプルに考えろ！それって俺を“好き”なのと何が違うんだよ！？」と真っ赤な顔で聞く！

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