「ハニーミルク」で緒川千世先生の新連載がスタートしました
連載を追いかけたいと思います
この記事にはネタバレが含まれます。閲覧にはご注意をお願いします
この記事は、配信がされるごとに追記されていきます
目次
「アドリブの恋」 第1話(ネタバレ有)
夢破れて挫折・・・無気力に自堕落に生きる主人公
主人公はアメリカでミュージカルスターになる夢を叶えられなかった隠岐円・26歳
大学演劇界では輝く才能に満ち溢れた有名人で、ブロードウェイに立つ夢を叶えるために卒業後に渡米
そして、夢破れて日本に帰ってきた今は
昔の輝いていた自分のことなど誰も知らない街で
仕事もせずに、その場限りの女の子の家に居候をし生きる自堕落な日々
その日は、顔見知りの美容師にタダで髪を切ってもらい
タダの代わりにSNSで髪形をアップさせたら
そのSNS画像を大学時代のミュージカルサークルの後輩の号に見つけ
号が、円の住む街へとやってくるのです
自分を尊敬する後輩との再会に・・・つい嘘を・・・
大学時代、号はとにかく円のことを尊敬していた
円も、自信にあふれ「自分に負けるのが一番ダサいぞ」と言っていて
後輩の号に「夢を叶えるまで帰らない」と言いアメリカへと旅立ったのです
その号が、なぜ日本にいるのか?
円と再会し「なんでこんなところにいるんです?」と聞く号
一方、号は、大学卒業後も芝居を続け、テレビで活躍する俳優へと成長していた
自分を慕い、尊敬していた号との再会に
夢破れて日本に戻ってきたとは言えない円
芸能人になり、大学時代より一回り大きくなり、ブランド物の靴や時計を身に着けた号を目の前にし
つい「小さい劇場だけど、舞台に立ったから一時的に帰ってきたんだ」と嘘をついてしまう円
そしたら、号は「もっと話を聞かせてください!」と円を自分の家へと強引に連れ帰るのです
仕方なく「本場はレベルがちがうぜ」「“本物”以外は認められないんだ」と、さもブロードウエーに立ったかのようなウソをベラベラ喋ることになる円
円の話を聞き「すごい」という尊敬の表情を向ける号
自分の嘘にいたたまれない円は、話題を芸能界で活躍する号の話へと切り替えようとする
「この雑誌に載ってるの?」と近くにあった雑誌に手を伸ばすと
号は「やめてください(見ないでください)」と円の動きを止めようとする
すると、円に覆いかぶさるような体勢になる号
号は照れて、体を離そうとするんだけど
円は号の腕をつかんで「おまえ、体大きくなったな」と笑うんです
それをみた号は、赤くなって「俺・・・少しは円さんに近づけたと思ったのに・・・そしたら言いたいことがあったのに・・・全然だ・・・」と悔しがるんです
それを見て笑う円
そして、号に「おまえはかっこいいよ」というんです
号は円にキスをする
逃げない円に「嫌じゃないんですか?」と聞く号
「別に」と答えて「入れるならちゃんとゴムしてね」という円
慣れている円の様子に嫉妬をしながらも、号は円を抱きます
自分を熱い視線で求める号の熱に円の自尊心は久しぶりに満たされる
そして・・・
仕事へ出かける号
円に「何日でもいてください」と鍵を渡す
けど、円は、そのまま号のマンションを出ていって・・・
これは、その場限りの関係と思って「嘘」をついたって感じですね
円は号と二度と合わないつもりみたい
円が、挿れられる側に慣れている感じにムッとする号の嫉妬にキュンってきました!
そして、号の家を出て、ひとり歩いて泣いている円の姿も切ないです
華やかなネオンの中に大型街頭ビジョンがあって、その中で号が映っているんですね
夢を諦めた自分のちっぽけさが身に染みるというか・・・みじめというか・・・
こういう時って、ほんとつらいですよね・・・
「アドリブの恋」 第2話(ネタバレ有)
読みましたらこちらに追記します